PC専門店「ドスパラ」やゲーミングPCブランド「GALLERIA」で有名な株式会社サードウェーブが2023年9月19日クライアントビジネス方針発表会を行いました。私は現地に行けなかったため資料を一緒にチェックしていきましょう!
記事公開日:2023/09/19 作成
目次
サードウェーブの売上推移
頂いた資料は2023年7月期の年間売上報告から始まりました。サードウェーブ社は今年で40年目!私が15年前に初めてのゲーミングPCをドスパラで買った頃よりもっと昔から営みがある企業なんですね。PC専門店ドスパラにて毎年7月頃に決算セールを開催しているように7月決算の企業です。前期と比較して売上は微増でほぼ横ばいとのグラフですが、この1年は2020年の新型コロナによるPC特需や2021年のマイニングバブルの揺り戻しが来ている中に急激な円安がやってきてPC界隈は全体的に一旦落ち着いたといいますか厳しい1年だったように感じていましたが、そんな状況の中で売上をキープするだけでも至難の業だと想像できます。これは業界の中でシェアを更に拡大していないと起こりえない事ですよね。具体的にどんな要因が関係しているんでしょうか。
当ブログは発表会の資料を頂けないかサードウェーブ社にお願いしてスライドだけ入手しており、発表会には参加できていないため、売上をキープできた戦略的投資の詳しい解説内容は分かりませんが、私が把握している範囲ですと2020年12月からサードウェーブ社のPC専門店「ドスパラ」がOPENラッシュをしかけてきたことです。コロナ禍の真っ最中に逆張りといいますか長期的な視点で有利なタイミングだと判断したようで数年で20店舗以上新しくOPENしました。
しかも既存店のように主要駅近くの立地はほぼなく、郊外のショッピングモールなどファミリー層が休日に車で訪れやすい立地が多くなっています。
店舗面積も広い傾向にあり、体験コーナーが豊富なので購入目的でなくとも楽しい店舗です。
ドスパラ店舗が全国に増えたことによりブランド力の更なる向上であったりネットで高額な商品を買うのはちょっと考えてしまうという方でも近隣にドスパラ実店舗があれば親しみやすさ・安心感などが生まれて新規顧客の獲得に繋がっていそうですよね。今年も新店OPENラッシュは継続すると次のスライドに記載がありました!
今期の注力エリア
2023年8月~の今季注力エリアとしてスライドには5つの内容が記載されていました。1番目のゲーミングPCユーザー層の拡張というのは恐らくコア層だけでなく、これからゲームを始める若年層やもしかしたらゆとりのある高齢者も意識しているかもしれません。3番目4番目は私もSI企業で働いていた経験がありますが、1件決まると数百台PCが売れるなどコンシューマ向けとはまた違った世界で、そこに切り込んでいこうという狙いが伺えます。
最近サードウェーブ社の法人向けサービスブランド「ドスパラプラス」の名前を色んな場面で見かけるようになってきたので、既にかなり注力しており実績が積みあがってきているのではないでしょうか。
PCブランドのリブランディング!?
今回の発表会でリブランディングが行われる!?という情報を聞きつけて資料ください~とお願いしたのがきっかけでこの記事を書いていますが、資料だけでは分からなかったので検索したところアスキーさんが発表会に出席されており記事にしていたので内容を以下に引用します。
”個人向けのクリエイター向けパソコンを、raytrekからGALLERIAに移行するということを発表”
”raytrekはどうなるかというと、よりクリエイタープロフェッショナルに特化したブランドに変更”
【出展元】
なんだってー!!
詳しい内容はアスキーさんの記事を見て頂くとして、確かにクリエイティブPCもゲーミングPCも中身は非常に似通っていましたからね。ノートPCでクリエイティブPCのほうがディスプレイの色域や高解像度及びインターフェースを重視される傾向にあるなど違いもありますが、CPUやGPUなどはほぼ同じパーツが使われていました。プロ仕様になるraytkekはワークステーションクラスのスペックになるんですかね!GALLERIAもraytrekも今後新発売されるPCが楽しみです!
ドスパラ公式サイト
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