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ゲーミングPC大手のドスパラで販売されているゲーミングPCブランド「GALLERIA」のデスクトップ筐体が2020年7月に7年ぶりとなる大幅リニューアルされ注目が集まっています。今回は話題のドスパラ ゲーミングデスクトップPCの中から特価モデルとして登場して以来1年以上人気が続いているガレリアRT5の後継モデル「ガレリアRM5R-G60S」貸出機をお借りして実機レビューを行います。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。最新のコスパ抜群ゲーミングPCを購入したい方は必見です。
2020/09/13 作成
2020/09/17 公開
目次
- 目次
- ドスパラ公式サイト
- GALLERIA(ガレリア) RM5R-G60Sについて
- ガレリアRM5R-G60Sのスペック
- ガレリアRM5R-G60Sの外観
- ガレリアRM5R-G60SのPC内部
- ガレリアRM5R-G60Sのベンチマーク
- ベンチマークを動かしてみた感想
- PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
- ガレリアRM5R-G60Sで実際にゲームをプレイ
- みんなのゲーミングPC購入価格
- 人気ゲームの推奨スペック
- ガレリアRM5R-G60Sのカスタマイズ
- ガレリアRM5R-G60Sレビューまとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
ドスパラ公式サイト
ドスパラ はゲーミングPCのネット販売で有名な会社です。他のドスパラ機のレビューでも前置きで触れていますが、私が初めてゲーミングPCを購入したのもドスパラでした。2008年の事なので、もう10年以上昔ですね。9800GTXグラボを搭載したモデルを購入したのを覚えていて、2011年まで愛用していました。2020年6月にはドスパラでゲーミングノートPCを購入しています。他にも4-5年前に流行したスティックPC購入時にドスパラのお得なアフターサービス「セーフティサービス」や「プレミアムサービス」にも加入したほか、PCパーツなどは複数回購入しています。
このブログを始めてからは度々ドスパラと他社と比較してきましたがスペックに対して価格が抑えられている傾向にありコスパの良いゲーミングPCがそろっています。販売台数が多い分、1台当たりの利益が少なくても成立するのかなと想像出来ます。
GALLERIA(ガレリア) RM5R-G60Sについて
税込み109,978円
※上記画像は2020/09/11時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するガレリアRM5R-G60Sのスペックや金額は記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
今回レビューするゲーミングPCの注目ポイントは新筐体によるデザイン面に加えてAMDの最新Ryzen5を搭載していることによるコスパの良さです。
ガレリアRM5R-G60Sのスペック
まずは今回レビューを行うガレリアRM5R-G60Sのスペックを確認しましょう。
グラボは最新のゲーム用GTXシリーズの中でも性能の高いGTX1660SUPERが搭載されています。冒頭でも触れましたがCPUにはコスパ抜群のRyzen5 3500を採用しており本体価格が10万円程度のゲーミングPCをお探しの方にはうってつけです。
価格が安いからと言って安かろう悪かろうではなく、メモリもしっかり16GB。ストレージも高速なNVMeの500GB SSDを搭載しているので全体的なバランスも非常に良いですね。
このモデルにはキーボードとマウスは付属していないので、お持ちのものを再利用するかカスタイマイズで追加しましょう。カスタマイズで追加可能なドスパラオリジナルキーボードとマウスは安いのに中々の品質です。私は普段他社の2000円くらいのチープなキーボードを使用していますがそれと比べるとドスパラのオリジナルキーボードは打感がいいです。
ドスパラに限らずBTOメーカーのゲーミングデスクトップPCはモニタSETと明記されていない限り、モニタはついていません。既存のモニタを再利用するかカスタマイズでモニタを追加しましょう。既存モニタを再利用する場合、接続コネクタが合うか製品ページのグラボ仕様欄の確認が必要です。
ガレリアRM5R-G60Sの外観
スペックを把握した所で、次はPC本体の外観をチェックしましょう。なんといっても2020年7月に7年ぶりにリニューアルされたPC本体ケースが注目ポイントです。私もすごく気になったので発表会に足を運んできました。
【PC正面】
以前のガレリアと比べると、かなり今風の洗練されたデザインに変わりましたね。前面のLEDライトによりゲーミングPC感が出ていいですね!現在はLEDカラーはブルーの一色ですが今後のアップデートで色をカスタマイズできるようになる予定との事です。
USB端子やオーディオケーブルの挿し口などはPC正面上部に斜めで配置されています。斜めに配置したことでデスクトップをどこにおいても抜き差しが行いやすくなっています。
【PC背面】
PC背面は元々各種インターフェースが集まる場所なので旧筐体と比べても大きな変更点は無いように感じます。
【側面】
サイドは半分ほどクリアパネルになり鑑賞性がアップしています。
【上部及び底部】
上部も大きく変更されており、一面メッシュ構造となっています。空気の流れとしては排気部分になるので、軽い物であれば上に置く事も出来ますがメッシュ部分の大半をふさいでしまうような置き方は設計されたエアフローが乱れることになるので避けたほうが良い気がします。
PCの底部を確認してみると電源のFANが見えました。電源FAN部分には取り外し可能なメッシュの網があるので取り外して清掃できますね!ここはホコリが溜まりやすい部分なので定期的に掃除しておきたいです。
各角度から外観をチェックすると吸排気口が豊富にあり、PC内部に熱がこもりにくくなるよう設計されていることが分かりますね。公式サイトにもエアフローをアピールする記述がありました。
※ドスパラ公式サイトより画像引用
はっきり申し上げて以前のガレリアシリーズと比べるとデザイン面で大きく向上していて今風のモダンなデザインとなっていると感じました。前面LEDによりゲーミングPC感が出ていますし、旧モデルであればデザイン性では他社に分があるかなと思っていたので過去のレビューではそのような記述をしたこともありますが、新筐体はデザイン面からもオススメ出来ます!
※ドスパラ公式サイトより画像引用
ガレリアRM5R-G60SのPC内部
【サイドパネルを外した状態】
背面の大きな黒いねじを外してサイドパネルを横にずらすとPCの内部が確認できます。ケーブル等はきれいに束ねられていました。以前のガレリアと比べるとかなりスッキリしていますね!なぜここまでスッキリしたかというと、前方にあった5インチベイが一つだけになり、3.5インチベイも位置が下部に変わり5スロットから2スロットになったためです。
【以前のガレリアPC内部】
以前のガレリアケースと比較すると分かりやすいですね。5スロットもあった5インチベイは元々需要が少なく有効活用するにはややマニアックな使い方が必要でした。
3.5インチベイもSSDの大容量低価格が年々進んだことと、近年SSDは従来のSATA接続ではなくマザーボードに直付けする、より高速なNVMeSSDが普及してきたので大量の3.5インチベイは必要ではない方が増えてきたのです。
【グラボ】
ドスパラのゲーミングデスクトップPCにはPalitのグラボが採用されています。ドスパラがPalit製グラボの国内で唯一の正規代理店となっており販売店でもあるため[輸入代理店⇒販売店間]のマージンがなく安価でグラボをユーザーに提供できる仕組みになっています。ドスパラのデスクトップゲーミングPCのコスパが良いのもこの仕組みが関係ありそうですね!
ガレリアRM5R-G60Sのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として現在最もシェアのある1世代前のグラボGTX1060 6GBを搭載したPCのスコアを記載します。
解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.AMD Ryzen7 1700,GTX1060 6GB,メモリ16GB
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。ガレリアRM5R-G60Sだと現在最も使用率の高いGTX1060を大幅に上回っています。
- GTX1060…4423
【FF14ベンチマーク】
FF14の漆黒のヴィランズ最新版ベンチマークも回してみました。FF14などの発売から年数が経過していて要求スペックの高くないゲームはガレリアRM5R-G60Sのスペックだと最高設定でも快適に遊ぶことが出来ます。
- GTX1060…10001
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名ですね。ガレリアRM5R-G60Sのスコアは6497でした。FF15やBF5、RDR2などの重たい部類のゲームは中画質以上での快適プレイが可能です。
FF15ベンチマークにはスコアの比較機能もあるので合わせてチェックしたいのですが、比較機能はサービスが終了したようなので、直近で保存していた画像を見てみましょう。
ガレリアRM5R-G60Sのスコアは「6497」だったのでGTX1660SUPERの平均より高く、2世代前のハイエンドグラボGTX980Tiを上回るスコアです。
【SteamVRベンチマーク】
ガレリアRM5R-G60Sの場合重たいVRゲームはスペックが厳しいので、VRゲームを楽しみたい場合は【GALLERIA(ガレリア) XA7C-R70S】 以上が目安です。
【SSDベンチマーク】
このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。
ガレリアRM5R-G60Sではストレージに通常のSSDより更に高価で高速なNVMeSSDを採用しています。PCゲームでのNVMeSSDの恩恵は起動時やロード画面がHDDと比べて大幅に短縮される点です。
SSDはHDDと比べるとかなり読み書きが高速となっているので比較してみましょう。
【一般的なSSD】
【一般的なHDD】
一般的なSATA接続のSSDと比べても、スコアがかなり高いことが分かりますね。SSDでのPC動作を体験したらHDDのパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。
ベンチマークを動かしてみた感想
最新のガレリアRM5R-G60Sは軽いゲームであれば最高設定画質。重たい部類のゲームは中設定以上で快適に遊べるベンチマークスコアとなっていました。騒音量はゲーミングデスクトップPCとしては一般的な39-51.5dB程度です。以前のケースと比べるとPC上部の排気量がアップしているので冷却性がアップする代わりに2-3dBは上昇しています。2-3dBの差は誤差とまでは言いませんが特段うるさくなったと感じるレベルではないので、冷却性能が高まりPCパーツの寿命が延びやすくなったり、高熱による性能抑制が起きにくいメリットの方が大きいと思います。
PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
Androidスマホで遊べるゲームやアプリはPC上に仮想Androidエミュレータ(NOXなど)をインストールする事によりパソコンで快適に遊ぶことが出来ます。AndroidエミュレータはPCのスペック(CPU・メモリ・グラボ)を使うのでゲーミング用途ではないPCでは動作が重たくなってしまいます。スペックの高いでガレリアRM5R-G60SであればPCゲームで遊びながらスマホゲームもPCで起動可能です。
【ゲーミングPCでAndroidエミュレータを4つ起動した状態】
ガレリアRM5R-G60Sだと4つの仮想AndroidをPCで同時起動できます。別々のスマホゲームを同時に遊んだり、お気に入りのスマホゲームを複数アカウントでプレイする事で他人より有利に遊ぶことが出来ます。(例えばサブアカウントでゲーム内アイテムやゲームマネーを稼いでメインアカウントに集めたり、リセマラを効率よく行うなど)
スマホゲームをPCでプレイするメリットはその他にも
- スマホで他の事が出来る
- スマホの電池が消耗しない
- Androidエミュレータの便利機能で簡単な操作であれば自動化できる
などがあります。私もスマホのMMORPGゲームはゲーミングPCでPCゲームと同時に遊んでいます。とあるスマホ人気ゲームではゲーミングPCでの多重起動リセマラを行うことで、ガチャで数十万円分回してようやくでる確率のキャラを無料でGETしちゃいました。
ゲーミングPCはスマホゲーマーの方にも是非使いこなしてほしいですね。私の周りにいる廃課金やランキング上位などのガチ勢はスマホ・タブレット・ゲーミングPCの3つを全て駆使して遊んでいます。
この前、友人が自宅に遊びに来た際に遊んでいるスマホゲームの話になり友人が遊んでいるソシャゲが面白そうだったので、その場でリセマラをゲーミングPCを使って4アカウント同時に行い0.5%のURを引いて見せた所、PCでスマホのゲームが遊べることを知らなかったらしく効率の良さに驚いていました。
ガレリアRM5R-G60Sで実際にゲームをプレイ
せっかくドスパラのガレリア新筐体を触ることが出来たので、実際にゲームも遊んでみました。
まずは箱庭系恐竜サバイバルゲーム「ARK:Survival Evolved」で遊んでみました。このタイトルは発売から年数が経過していますが当時から非常に重たいゲームとして有名で、2020年になっても大型DLCが発売され根強い人気のあるゲームです。
【フルHD最高画質での平均FPS】
旧世代のGTX1070Tiより若干FPSは劣るものの、Ryzen7 1800X+GTX1070Tiといえば当時18万円以上した構成ですから税込みでも11万円を切るガレリアRM5R-G60Sのコスパの良さが体験できました。GTX1060では最高設定だと平均FPSが43と快適なプレイとは言えません。
次は人気バトロワゲームFortniteも最高設定で1ゲームプレイしてみます。
FPS測定中のゲームでは残念ながら比較的早めにやられちゃって61位でした。1ゲーム間の平均FPSは最高設定にもかかわらず100FPSです!FortniteのFPSを出すために低設定でプレイする方が多い中で、ガレリアRM5R-G60Sであればeスポーツ系の軽いゲームは高~最高設定でも144Hzモニタが有効活用できます。
【最高画質での平均FPS】
他にはバイオRE3の体験版やAPEXも遊んでみましたが、バイオRE3は限界突破画質で約5分間プレイし平均FPSが96FPS。APEXは最高画質で1プレイした際の平均FPSが110でした。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回ガレリアRM5R-G60Sをレビューしましたが、ドスパラのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
人気ゲームの推奨スペック
2018年以降に発売された大型タイトルや以前からロングヒットを続けているタイトルの推奨スペックをまとめてみました。
※赤文字のタイトルはメモリ12GB~16GB推奨
上の表を見るとCPUにi7(ryzen7)。グラボにGTX1060 6GBを搭載しておけば大抵のゲームは推奨スペックを満たせることが分かりますね。
但し推奨スペックというのはフルHD(1920x1080)解像度のモニタでゲーム内画質を中程度にした場合60FPSが出る目安となる事が多く、ゲーム内画質を高設定にすると推奨スペックギリギリでは快適なプレイが出来ません。
ガレリアRM5R-G60Sのカスタマイズ
ガレリアRM5R-G60Sはカスタマイズなしでもバランスの取れた構成となっています。ゲーミングPCは高額な買い物ですから、延長保証に加入したりセーフティサービスに加入してもよいですね。他には動画や画像を大量に保存したい方はHDDを追加したり、eスポーツ系やバトロワ系の軽めから平均的な推奨スペックの場合144HzモニタがあるとRM5R-G60Sの性能を発揮できるのでカスタマイズで144Hzモニタを追加してもいいですね!
ガレリアRM5R-G60Sレビューまとめ
コスパ抜群のAMDCPU「Ryzen5 3500」とGTX1660SUPERグラボを搭載しメモリやSSDにもこだわっていガレリア RM5R-G60S は、重たいゲームは中設定以上で遊びつつメインで遊ぶのはFortniteなどのバトロワ系やeスポーツ系が好きな方は高画質かつ高いFPSで快適に遊ぶ事が可能です。ゲーム用途のほかには、動画のエンコードやゲーム配信そしてクリエイティブソフトなどをPCで行う高負荷な作業もある程度はこなすことが可能です。
ガレリアRM5R-G60Sは新筐体になりデザイン性だけでなく冷却性や利便性も大きく向上していたので、カッコいい最先端のゲーミングデスクトップPCをコスパよく購入したいなら是非オススメしたいです。一括購入は予算が厳しい方でもドスパラでは手数料0円の分割払いが可能です。
そのほかにも様々なモデルがあるドスパラをチェックしてみてみましょう!
【ドスパラ公式サイト】
ゲーミングPCレビュー記事一覧
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