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ノートPC市場において日本はもちろん世界的なシェアがあるASUSのゲーミングノートPCの中から今回は「TUF Gaming FX505DT(FX505DT-R5G1650MS)」の実機をお借りしてレビューを行いました。PCの写真を始め、スペック解説やベンチマークテストそしてゲームプレイについても触れています。
2020/03/02 作成
目次
- ASUS公式オンラインショップ
- ASUS TUF Gaming FX505DTについて
- ASUS TUF Gaming FX505DTのスペック
- TUF Gaming FX505DTの外観
- TUF Gaming FX505DTのベンチマーク
- TUF Gaming FX505DTでのゲームプレイ
- みんなのゲーミングPC購入価格
- ASUS TUF Gaming FX505DTレビューまとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
ASUS公式オンラインショップ
ASUSの公式オンラインストアASUS StoreではASUSのゲーミングノートPCだけでなくスマホやゲーミング用のモニタなどが販売されています。
ASUS(エイスース)は台湾に本社があるPC及びPC周辺機器メーカーです。PC以外ではスマホやタブレットの製品もありますね。自作PC界隈ではグラボやマザーボードのメーカーとしても知名度が高い会社です。
2020/02/18からWinterセールが開催されており、今回レビューする機種も対象です。
ASUS TUF Gaming FX505DTについて
税込み85,800円
※上記画像は2020/03/02時点で取得しています。スペックや金額及びキャンペーン等は変更されている可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
ASUSから販売されているゲーミングノートPCとして最安のモデルになります。どうしてもデスクトップPCより同等スペックだと高くなってしまうゲーミングノートPCにおいて、この価格は非常に魅力的ですね。
ASUS TUF Gaming FX505DTのスペック
まずは今回レビューを行うTUF Gaming FX505DT(FX505DT-R5G1650MS)のスペックを確認しましょう。
メインスペックに注目すると、CPUがAMDのRyzen5を搭載していますね。デスクトップPCではAMDのRyzenCPUが2019年7月の3000シリーズ発売以来ゲーミング用途でも人気が出てきています。ゲーミングノートPCでRyzen搭載モデルは初めてのレビューなので後程記載するベンチマークの結果が楽しみです。
グラボに最新世代のGeForce1600シリーズから最もリーズナブルなGTX1650がチョイスされています。税8-9万円台のゲーミングノートPCはGTX1650よりだいぶ性能の低いMX250が搭載されているケースが一般的なので、このモデルはかなりお買い得ですね。
メモリはゲーミングPCとして絶対に必要な8GBをしっかり搭載しています。ゲーミングノートPCの中にはグラボのメモリをメインメモリと共有するタイプがあるのですが、今回レビューしている「TUF Gaming FX505DT」ではグラボ用のメモリは別途専用メモリが用意されているので安心です。
SSDもしっかり512GBの容量ですね。最近のPCゲームは1タイトルで100GBを超えるゲームも出てきたので1ランク下の容量である240GBや256GBのSSDでは容量不足に悩まされるようになってきました。
スペックを一通りチェックした感想としては税抜き7万円台とは思えないコスパの良さを感じました。
TUF Gaming FX505DTの外観
スペックを把握した所で、次はノートPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
サイズ感はモニタが15.6インチで、寸法が360(幅)×262(奥行き)×26.7(高さ) mmなので一般的なノートPCよりはやや大きいサイズです。A4ノート見開きとほぼ同じサイズですね。
但しグラボが電力消費の少ないGTX1650なのでACアダプタの大きさはそこまで大きくないですね。MAX-QではないRTXグラボを搭載したゲーミングノートPCはACアダプタだけでかなりの重量と大きさになるので、外出時の持ち運びは大変なのですが、TUF Gaming FX505DTは重量が約2.25kgなので外への持ち運びもある程度可能と言えます。
通常のノートPCは1kg前半のモデルも多いのでゲーミングノートPCのデカさや重さに違和感を感じるかもしれません。しかしゲーミングノートPCは一般のノートPCと異なり薄くて小さくて軽いほど良いわけではありません。
なぜならば、薄くて小さくて軽いほど冷却性能が犠牲になり、高熱によるリミットがかかって性能を発揮できなくなるばかりでなくノートPCのFANが爆音になってゲームどころではなくなってしまうからです。特に今回のモデルはMAX-Qではない性能を重視したグラボを搭載していますから冷却性能を高めるために、ある程度の厚みが必要になります。
【側面】
ノートPCの左側面には各種入出力用のインターフェースが搭載されています。
右側にはインターフェースはありませんでした。USBポート数が足りない場合はUSBハブを別途購入するとよいでしょう。
【背面】
背面をアップにすると、ヒートシンクが左右に搭載されていました。発熱量の多いゲーム用のグラボやCPUを搭載するだけあって、冷却性能にも力を入れていますね。
【裏面】
PCの裏を見てみると、空気を取り込むためのメッシュ加工が施されていました。
【キーボード】
TUF Gaming FX505DTで採用されているキーボードにはゲーミングノートPC定番のレインボーイルミネーションが搭載されています。「その機能いる!?」って以前は思っていたのですが、いざ製品を触ってみると、かっこいいしなんかテンションあがっちゃうんですよね!もちろん設定で好きな色に変えたりバックライトをオフにすることもできます。
TUF Gaming FX505DTキーボードの特徴として英字キーボードが採用されています。日本語キーボードと異なるのはひらがなが刻印されていないと、キーのレイアウトが記号など一部異なります。慣れの問題ですが、一般的な日本語キーボードしか使ってこなかった方は最初だけ調べたり使いやすいように設定したりと少し手間がかかると思います。英字キーボードはプログラマーなど一部の層に好まれていますね。英字キーボードのほうがかっこいいという意見もあります。
PCゲームのキーボード操作で頻繁に使用するWASDキーはハイライトで目立つようになっており、キーボード操作に慣れていない方にとっては視認性がアップするのでありがたいですね。
ASUS TUF Gaming FX505DTのタッチパッドはクリック部分とマウスカーソル操作部分が一体化されているタイプですね。ASUSノートの独自機能なのかは不明ですが、真ん中から左を押すと左クリック、右半分を押すと右クリックというわけではなく、右クリックは右下のみとなっており、左クリック対応の範囲が広く設計されていました。こちらのほうが使い勝手が良さそうです。
モニターを閉じた状態です。ASUS TUF Gaming FX505DTの外観は光沢がある素材を使用しています。かっこいいのですが、指紋が若干目立ってしまうというデメリットも感じました。
TUF Gaming FX505DTのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。解像度は全て1920x1080です。
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。
【FF14ベンチマーク】
発売から年数が経過していたり要求スペックが高くないPCゲームはTUF Gaming FX505DTでも、ある程度高めの設定で快適に遊べるゲームが大半です。
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名です。BF5・RDR2・モンハンワールドなど重量級ゲームはスペックが若干厳しいので中設定以下で遊ぶことになります。FF15ベンチでは比較機能が搭載されているので他のグラボと比較してみましょう。
デスクトップ版のAMDグラボRX570に近い性能ですね。GTX1060 3GBと比べるとやや劣ります。
【SSDベンチマーク】
TUF Gaming FX505DTではストレージにSSDを採用しているので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。
TUF Gaming FX505DTに搭載されているSSDと、安価なHDDの速度がどれくらい違うのかみてみましょう。
【一般的なHDD】
HDDと比べると雲泥の差です!私もSSDを搭載したゲーミングPCを利用していますがSSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違います。特にノートPC用のHDDはインチが小さいこともあり、購入から年数が経過してくると起動してまともに触れるようになるまで数分待たないといけない状態になりがちなのでSSDの恩恵は大きいといえます。
今回レビューしたPCでは電源OFF(スリープではなく、シャットダウンした状態)から電源をONにしてWEBブラウザを開き、入力できるようになるまで、たったの15秒でした。皆さんが使用中のPCはどれくらい時間がかかりますか?
ベンチマークの結果を総合すると現在最も人口が多く、大半の最新ゲームで推奨スペックとなるデスクトップ版の旧世代のデスクトップグラボGTX1060 のスコアを若干下回っていました。
但し、TUF Gaming FX505DTは価格が税抜き7万円台とゲーミングノートPCとしては非常に安いですし、GTX1060搭載でそれ以外のパーツが同等のゲーミングデスクトップPCが2019年明けまで10数万円で販売されていたことを考えるとTUF Gaming FX505DTのコスパが良いことが分かります。
重量級のゲームを高画質で遊ぶためにはASUSのゲーミングノートPCあれば、RTXグラボを搭載したROGシリーズが選択肢になります。TUF Gaming FX505DTはFortniteやDbD、R6Sなど軽いゲームを遊ぶのに向いていますね。
ファンの音と解決策
価格が安い割にスペックが優秀なTUF Gaming FX505DTですが、高負荷時の冷却ファンの音は、やはりある程度します。これはこの機種がというわけでなく発熱量の多いグラボを限られたスペースに納めなければならないゲーミングノートPC全体に言えることです。どちらかというと TUF Gaming FX505DTは消費電力が少ないGTX1650を搭載しているのでFANの最大音量はゲーミングノートPCとしては控えめです。
【3DMARKベンチマーク時の最大騒音量】
- TUF Gaming FX505DT …57.8dB
- 他社GTX1660TiノートPC…69.0dB
dB(デシベル)は音の強さを表す単位で10dB違うと明らかに騒音量が違うのを実感できます。1-2dB程度ではリアルタイムで比較しないと分からないですね。
個人の感覚になってしまいますがTUF Gaming FX505DTの騒音量だと、シーンとした部屋でベンチマークを回すと明らかにFANの音が気になるレベルですが、テレビをつけていたり、ゲーム音が流れていると、FANの音が多少するなぁと感じる程度で不快感はありませんでした。
ゲームプレイ時に音が気になる場合はヘッドセットでゲーム音の臨場感を味わいつつ、FANの音をシャットアウトするプレイスタイルが良いですね。
TUF Gaming FX505DTでのゲームプレイ
Fortniteを最高画質設定で何試合か遊んでみました。
1ゲーム中の平均FPSは69となっており、快適でした。最近はクラウドゲーム上でFortniteを試しプレイしていたのですが、クラウドのストリームゲーム画面と実際のゲーミングPCで処理されるゲーム画面では、ゲーミングPCの方が圧倒的に綺麗です。クラウドゲームでは60FPSまでしか出ませんしね。
TUF Gaming FX505DTのモニタは120FPS(1秒間に120コマ)まで表現できるので少し設定を落とせば家庭用ゲーム機とは比べ物にならないFPSでプレイが可能です。FPSが高いと目が疲れにくくなったり、酔いにくくなるほかに、瞬間の反応速度も向上するので対戦系のゲームでは高画質より設定を落として高FPSでプレイする方が多いですね。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回はASUSのTUF Gaming FX505DTレビューを行いましたが、ASUSで販売しているゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
ASUS TUF Gaming FX505DTレビューまとめ
ASUSより販売されているお手ごろ価格のゲーミングノートPC「TUF Gaming FX505DT 」は価格が安いのにPCゲームを遊ぶためのスペックをしっかりそなえており、E-sports系の軽めのゲームを120FPSで遊びたい方に向いているPCでした。重たいゲームを高画質で遊びたい方はASUSのROGシリーズでRTXグラボを搭載したモデルが良いでしょう。グラボの性能が上がるほど騒音量も大きくなるので、高性能ゲーミングノートの場合はMAX-Qタイプがオススメです。
【ASUS公式オンラインストア】
ゲーミングPCレビュー記事一覧
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