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ノートPC市場において日本はもちろん世界的に高いシェアを誇るASUSのゲーミングノートPCの中から今回はハイパワーeスポーツマシン「ROG Strix G16 G614JV」の実機をお借りしてレビューを行いました。PCの写真を始め、スペック解説やベンチマークテストそしてゲームプレイについても触れています。
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2023/08/23 公開
2023/08/26 更新
目次
- ASUS公式オンラインショップ
- ASUSに対する私のイメージ
- ASUS ROG Strix G16 G614JVについて
- ROG Strix G16 G614JVのスペック
- ROG Strix G16 G614JVの外観
- ROG Strix G16 G614JVのベンチマーク
- ROG Strix G16 G614JVでのゲームプレイ
- みんなのゲーミングPC購入価格
- ASUSのあんしん保証
- ASUS ROG Strix G16 G614JVレビューまとめ
- ASUS公式オンラインショップ
- ASUSは2023年3月に新製品発表会を開催しました
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
ASUS公式オンラインショップ
ASUSの公式オンラインストアASUS StoreではASUSのゲーミングノートPCだけでなくスマホやゲーミング用のモニタなどが販売されています。ASUSは台湾に本社があるPC及びPC周辺機器メーカーです。自作PC界隈ではグラボやマザーボードのメーカーとしても非常に知名度が高い企業です。ノートPCやデスクトップPCだけでなく、例えば先日発売された【ROG Ally】 や【ROG Phone 7 Ultimate】 はめちゃくちゃ人気ですよね。
公式オンラインショップASUS Storeでは不定期でセールやキャンペーンが開催されていてお得なモデルを探すのも楽しみの一つです。
ASUSに対する私のイメージ
私はASUSの製品を何度が購入したことがあり、例えば2017年に購入したGTX1080Ti(当時最高性能のグラボ)の2台(STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMINGとTURBO-GTX1080TI-11G)は満足度が高かった思い出です。性能に満足しただけではなくて、ASUSの製品ってリセールバリューもいいんです!私は上記のグラボを購入から1年半後に使用する用途が完了したため売却しましたがかなりの高額で売れました。スマホもASUSの中古モデルが比較的高い値段で販売されているのを電気店で見かけましたし、大切に使えば数年後に新機種に買い替えて手放す際に自分の懐が温まる良い製品を作っているのがASUSに対する私のイメージです。
私はPC専門店の新店OPEN取材も行っていますが、ASUS製の製品は人気が高く毎回非常に売れ行きがよいです。
後程改めて解説しますが、ASUSは日本独自の保証「ASUSのあんしん保障」を提供しておりメーカー保証でカバーされないお客様都合の故障も非常に安価な負担で修理が可能という点も非常に魅力です。
ASUS ROG Strix G16 G614JVについて
※上記画像は2023/08/23時点で公式より取得しています。スペックや金額及びキャンペーン等は変更されている可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
ASUSから販売されているゲーミングノートPCのシリーズの中は大きく4つに分かれます。
- ROG Strix…プロe-sportsシーン向け高性能PC
- ROG Flow…13インチの超コンパクト超軽量
- ROG Zephyrus…薄型軽量デザインと性能の両立
- ASU TUF Gaming…メインストリーム・堅牢性
今回レビューを行う「ROG Strix G16 G614JV」は他のシリーズと比べると重量や厚みがありますがゴリゴリのパワー重視なモデルです。主に自宅内で使用する収納可能で省スペースなゲーミングPCをお探しの方に特にオススメできるゲーミングノートPCとなっています。
【ここからマル秘情報 削除するかもしれません】
2023/08/23現在 ROG Strix G16はCPUやグラフィックチップのグレードが異なる11機種が販売されています。
グレードが高いモデルほど価格も高くなるのですが、タイミングによってはセールが開催され価格が逆転することもあります。
上記画像は2023/08/23時点の価格
当記事でレビューを行っている機種を上記画像の左に掲載しています。例えば8月31日まで開催中の第2弾サマーセールでは液晶の性能がより高いモデルの方が安くなっていたり、CPUのグレードが大幅に高いモデルが同じ値段で購入できました。逆に当記事でレビューを行っているモデルだけがセール対象になって大幅にお買い得になるタイミングがあるかもしれませんね。 マル秘情報ここまでーー
ROG Strix G16 G614JVのスペック
今回レビューを行うASUSのROG Strix G16 G614JVのスペックを確認しましょう。
メインスペックに注目すると、国内のゲーミングノートPCではi7-13700Hを搭載したゲーミングノートPCばかりなのですが、同じ最新i7でも、より性能の高いi7-13750HXを搭載しています。「ROG Strix G16 G614JV」の別モデルでは「i9-13980HX」という最高性能を誇るCPUを搭載したモデルも多く、「ROG Strix G16 G614JV」は簡単にASUSの専用ソフトでCPUのオーバークロックが可能なので更にパワーを引き出せます。
ゲーミングPCとして重要なパーツであるグラフィックチップは最新のRTX4060を搭載しています。
【ちょっと難しいけど知っておきたい話】
ゲーミングノートPC用のグラフィックチップはノートPCの設計時に消費電力を決めるのですが、「ROG Strix G16 G614JV」のRTX4060はMAXの140Wです。モバイル性能や軽量を重視したモデルは低いW数となっており、同じRTX4060とは思えないほどゲーム性能に違いがでます。のちほど他のRTX4060ノートPCと性能を比較しますので要チェックです。
ノート用の最新グララフィックチップを搭載したノートPCはASUSなど世界的なシェアが高いメーカーから先行して発売されます。日本国内のみをターゲットとしているメーカーは2か月近く遅れての発売となっており、売れ行きにかなりの差があると予想されます。
ROG Strix G16 G614JVの外観
スペックを把握した所で、次はノートPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
ROG Strix G16は上位グレードなゲーミングノートPCだけあって、筐体の高級感を感じられるデザインと質感です。本体だけでなくてPCが梱包されている化粧箱の時点でめっちゃかっこいいので、開封時にめっちゃテンションがあがりました。
サイズ感は16インチという事でゲーミングノートPCのスタンダードサイズである15.6インチと比べると少し大きめです。
ゲーミングノートPCを初めて購入する方は気づきにくいのですが、ゲーミングノートPCは一般的に、めっちゃデカくて重たいです。
ASUSを含む4社のゲーミングノートPC48機種の平均重量は約2.3Kgです。今回レビューを行っているROG Strix G16 G614JVはパワー重視のゲーミングノートですので本体重量は平均を上回る約2.5Kgです。またゲーミングノートPCはACアダプタも通常のノートPCと比べるとデカくて重たいです。ACアダプタの重さはスペック表に乗っていませんが、私がレビューを行った直近10機種の平均重量が約430gなのに対して、ROG Strix G16 G614JVのACアダプタは約627gと重たくなっています。
【天板】
天板にはROGのロゴがありますね~
【側面】
側面には電源や各種入出力用のインターフェースがあります。USBのポート数はThunderbolt4 x1 ,USB3.2 (Type-C/Gen2) x1, USB3.2 (Type-A/Gen2)×2と規格の新しいポートが充実しています。また映像出力用としてminiDisplayポートではなくHDMIポートが搭載されているのも嬉しいポイントでした。薄型軽量のノートPCには有線LANポートが搭載されていない事が多いのですが「ROG Strix G16 G614JV」には搭載されています。
【背面と裏面】
背面には大型の通風孔が確認できました。裏面はほとんど見る事がない部分ですがデザイン性も意識していますね~
【キーボード】
「ROG Strix G16 G614JV」のキーボードはPCゲームで多く使用する「Q・W・E・R」と「A・S・D・F」及び「スペースキー」がスケルトンになっているオシャレデザインでした!ブラインドタイピングが出来ないと最初は少し違和感を感じるかもしれません
【キーボード以外も光る】
ゲーミングノートPCはキーボードだけ光るのですが、「ROG Strix G16 G614JV」PC本体手前部分もいい感じに光りますよ~。光り方は専用ソフトで様々なパターンに変更する事も可能です。
ROG Strix G16 G614JVのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。解像度は全て1920x1080です。比較用に私が過去に測定したゲーミングPCのスコアも掲載します。
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。「ROG Strix G16 G614JV」のスコアは「11046」となっていました。半年前まで最新で、かつRTX4060より2グレード性能の高いRTX3080ノートのスコア「9995」を大きく上回っています。
【比較PC】
RTX3080ノート…9995
RTX3060ノート…8135
ゲーミングノートPCの騒音について
ゲーミングノートPCの購入経験がない方が購入前に気が付きにくい点として、ゲーミングノートPCは冷却ファンの音が大きいという欠点があります。これは狭いスペースに通常のノートPCより高性能で発熱量の大きいパーツを搭載しているゲーミングノートPCゆえの弱点です。
ASUSのゲーミングノートPCは「ROG INTELLIGENT COOLING」と呼ばれる独自の冷却システムにより冷却性能と静音性の両立を高いレベルで実現しています。
公式資料より
「ROG Strix G16 G614JV」にて上記の3DMARK Time spyを実施した際の騒音量は55.2dBと私が過去に測定したゲーミングノートPCの平均騒音量58.3dBを下回る騒音量でした
モード切替について
「ROG Strix G16 G614JV」はキーボード上部に特別な専用ボタンが5つ搭載されており、その中には1ボタンで性能を切り替えるボタンがありました。「ROG Strix G16 G614JV」は手動モードを含めて4種類の性能モードが搭載されていますので、それぞれで先ほど実施したTimeSpyベンチマークを回してみます。
- サイレント … 8497/41.6dB
- パフォーマンス…10835/52.0dB
- ターボ …11046/55.2dB
- 手動MAX …11449/63.1dB
手動で設定可能な数値をMAXにすることで更に高い性能を引き出してみたり、性能と騒音のバランスが非常に良いパフォーマンスモードなど状況や用途に応じて1ボタンで様々なシーンに対応できるゲーミングノートPCです。
グラフィックチップの電力設計による性能差
「ROG Strix G16 G614JV」は140W設計のRTX4060が搭載されています。ノートPCのグラフィックチップは同じ名前でも消費電力による性能差が大きいと先ほど解説しましたので、実際に様々なW数のRTX4060ノートPCのTimeSpyスコアを比べてみましょう。
- ROG Strix G16 G614JV(140W)…11046
- 他社RTX4060(140W)…10755
- RTX4060(95W)…8625
- RTX4060(65W)…7878
消費電力の違いでかなりスコアの差がありますね。別グラボといってもよいほどスコアが離れています。注目ポイントとしては同じ140Wにも関わらず他社RTX4060ゲーミングノートより「ROG Strix G16 G614JV」の方がスコアが優れている点です。詳細なスペック比較やスコアを確認したところ、CPUグレードが高いことによるスコアアップだけでなく、GPU単体のスコアが冷却技術の差により「ROG Strix G16 G614JV」の方が高い事が判明しました。
「ROG INTELLIGENT COOLING」すごい!
【FF14ベンチマーク】
ベンチマーク結果に戻ります。
発売から年数が経過していたり要求スペックが高くないゲームは、ものすごく快適で高リフレッシュレート液晶の性能をフルに発揮できます。
【比較PC】
RTX3080ノート…16337
RTX3060ノート…16516
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名です。「ROG Strix G16 G614JV」であれば重たいゲームも高画質でプレイ可能です。
【比較PC】
RTX3080ノート…8784
RTX3060ノート…8024
【SSDベンチマーク】
「ROG Strix G16 G614JV」ではストレージにPCI Express 4.0 x4接続の高速なSSDを採用しているので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。
「ROG Strix G16 G614JV」に搭載されているSSDと、旧規格で接続したSSDそして安価なHDDの速度がどれくらい違うのかみてみましょう。
【一般的なSSD】
【一般的なHDD】
SATA接続のSSDと比べてもスコアが高いですし、HDDと比べると雲泥の差です!私もSSDを搭載したゲーミングPCを利用していますがSSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違います。特にノートPC用のHDDはインチが小さいこともあり、購入から年数が経過してくると起動してまともに触れるようになるまで数分待たないといけない状態になったり、ゲームのロードが遅すぎて対戦ゲームで不利になったりします。
ベンチマーク結果を総合すると「ROG Strix G16 G614JV」は1世代前の最上位ゲーミングノート用グラフィックチップRTX3080を上回るスコアがでており、かなり驚かされました。
ROG Strix G16 G614JVでのゲームプレイ
せっかく高価で最新のゲーミングPCをレビューしているので、実際にいくつかのゲームを遊んでみました。
ゲーム中の解像度はフルHD(1920x1080)です。
軽いゲームは非常に高いFPSがでますし、重たいゲームの代名詞であるCyberpunk2077の最高設定でも平均92FPSがでました。更にレイトレをONにしても60FPSに近いFPSがでておりスペック的に最上位ではないにもかかわらずゲーミングノートPCでここまでのフレームレートがでているのは単純に凄いですね!
今回のFPS測定ではDLSS(機械学習により見た目の劣化を抑えつつFPSを伸ばす技術)はオフにしていますが、RTX4000番台では最新のDLSS3が実装されているので、対応ゲームで更にFPSを伸ばすことが出来ます。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回「ROG Strix G16 G614JV」のレビューを行いましたが、ASUSのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は21万3円(税込)となりました。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
15万円~24万円付近でRTXグラボを搭載したミドルレンジよりもハイスペックなゲーミングPCが人気のようです。
ASUSの製品は平均購入価格を大幅に上回る30万~40万円台のゲーミングPCが発売から数日で次回入荷までに購入不可になるほど上位製品もよいです。
ASUSのあんしん保証
ASUS製品購入後に無料登録するだけで適用される「ASUSのあんしん保証」はかなり嬉しいサービスです。
他社であれば有料オプションだったり保証対象外となる自己責任による故障も保証してくれるサービスです。「ASUSのあんしん保証」は部品代金の20%のみで修理してくれて、「ASUSのあんしん保証プレミアム」は保証年数が3年に延び故障時の負担もなく、3階まで保証を利用出来ちゃいます。
※ASUSのあんしん保証とは別に通常のメーカー1年保証もありますので、1年以内の自然故障や初期不良は通常通り保証が適用されます。
ASUS ROG Strix G16 G614JVレビューまとめ
ASUSより2023年5月に発売された最新のゲーミングノートPC 【ROG Strix G16 G614JV(G614JV-I7R4060T)】 は非常にパワフルで主に自宅内で使用する収納可能で省スペースなゲーミングPCをお探しの方に特にオススメできるゲーミングノートPCでした。外への持ち運びを重視される方は【ROG Flow Z13】 や【ROG Zephyrus G14】 をオススメします!
ASUS公式オンラインショップ
ASUSは2023年3月に新製品発表会を開催しました
2023年3月13日に品川にてASUSの新ゲーミングノートPC発表会が開催されました。私も現地参加してきましたが、PRESSやGUESTの方が多数参加されており、新ゲーミングノートPCの展示台数が非常に多く発表会開始前や発表会の後半にて体験の時間が設けられており、実際に操作感を確かめたりApex Legendsをプレイするなど未発売の最新機種にも触れる事が出来る貴重なイベントでした。
発表会の様子はYoutubeのROG Japan公式チャンネルに公開されていますので、気になる方は是非!
2023年4月17~19日に開催されたASUS台湾本社ツアーにも参加してきましたので、当ブログでもツアーの内容を掲載いたします
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