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ゲーミングPC大手のマウスコンピューターで販売されているゲーミングノートPC「G-Tune P5」をお借りして実機レビューを行いました。この記事では「G-Tune P5」のスペックについて解説します。
2020/03/26 作成
目次
- 目次
- マウスコンピューター公式サイト
- G-Tune P5について
- G-Tune P5のスペック
- G-Tune P5のスペックまとめ
- G-Tune P5の写真
- G-Tune P5のベンチマーク
- マウスコンピューターではセールが開催中
- 週間人気記事ランキング
マウスコンピューター公式サイト
マウスコンピューターはゲーミングPCのネット販売で有名な会社です。マウスコンピューターのゲーミングPCの特徴としてはPCケースが洗練されていて実用性に優れています。低価格路線ではなく、見落としがちな各種パーツの品質を重視する傾向があるので、詳しいパーツ知識がなくても安心して購入出来ます。
G-Tune P5について
税込み131,780円
※上記画像は2020/03/26時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
製品リンク:【G-Tune P5】
マウスコンピューターのゲーミングノートPCの中では比較的安めに価格が設定されている「Pシリーズ」の中から、GTX1650とi7を搭載した「G-Tune P5」を詳しく見ていきましょう。
G-Tune P5のスペック
P5のスペック表です
※2020/03/26時点
ゲーミングノートPCとしてはコンパクトなサイズに高性能CPUとコスパの良いGTX1650グラボを搭載したモデルです。
次は各種スペックやパーツごとに詳しく解説していきます。
OS
Windows10 Home 64bit
OSとはパソコンの基本ソフトの事で、OSがないとPCで様々なソフトや機能を利用することが出来ないため、パソコンに絶対必要なソフトです。パソコンのOSには大きく分けて二つあり、一般家庭や法人向けなど圧倒的なシェアを獲得しているMicrosoft社のWindowsOSとクリエイティブ向けで需要のあるApple社のMacOSがあります。PCゲーム用途としてはWindowsOSが大前提です。MacOSで遊べるゲームもありますが、特有の不具合があったりするなど推奨できません。
【OSのバージョンなどについて】
最新のWindowsはWindows10です。以前はWindows7、Windows8と数年おきに新しいOSが発売されてきましたが、Windows11は発売される予定がなくWindows10の無料アップデートを繰り返していく事で最新OSとして機能していきます。ですのでOSに関してはWindows10を買っておけば心配がありません。
Windows10は複数のエディションがありますが、ゲームや家庭での一般利用用途ではHome Editionで問題ありません。Pro Editionは法人で大量のPCを管理するための機能が追加されています。
最後の64bitという記載は7-8年ほど前までは32bitOSが主流でそこから徐々に64bitOSに移行していった名残で記載されています。Windows7までは32bitOSと64bitOSが併売されていましたね。32bitOSはメモリが4GBまでしか認識しないなど性能に制限があるので現在は廃れました。新しくPCを購入する場合のWindows10は全て64bitなので気にする必要はないでしょう。
【Window7を使用している方へ】
現在Windows7のPCを使用している方は2020年1月14日でMicrosoftからのサポートが終了しました。以降は新たに深刻なセキュリティホールや致命的な脆弱性が見つかっても保証されません。自分が被害を被るだけならまだしも、最悪の場合PCが乗っ取られてあなたが加害者になる可能性も0ではありません。Windows7を使用している方は買い替えを早急に検討しましょう。
CPU
i7-9750H
CPUにはIntelから2019年に発売された最新のi7-9750Hが搭載されています。ゲーミングノートPCとしては2020年03月現在、最高ランクのCPUですね。
【CPUのモデルと性能について】
CPUはIntel社がここ10年近く圧倒的なシェアを維持してきましたが、業界2位のAMDが2017年にRyzenシリーズを発売し好評を得ています。CPUの単体販売では既にAMDのRYZENの方が売れています。CPUの選択肢はこの2社のCPUのどちらかを選ぶ事になります。両社の特徴としてはコスパのAMD RyzenCPUと一般知名度のIntel Core i CPUといったところでしょうか。Ryzen1000シリーズや2000シリーズでは競合するIntelCPUに対してゲーム性能で劣っていましたが最新の3000シリーズではだいぶ改善され、IntelCPUよりわずかに劣るという所まで詰めてきました。
CPUはIntelとAMD両方とも、製品名からある程度の性能を把握する事が可能で
Intelは「Core iの後ろにつく一桁の数字」が大きいほど性能と価格が高くなり、AMDも「Ryzenの後ろにつく一桁の数字」が大きいほど性能と価格が高くなります。AMDのみ最上位モデルは数字ではなく「Threadripper」というブランドになっています。ゲーミングPCとしてのCPU候補は「5」以上になります。予算が許すのであれば「7」にしておくと推奨スペックを満たすゲームが増えるのでオススメです。
i9やRyzen9はグラボを含めて超ハイエンドで構成する場合に選択肢となってきます。
IntelとAMD共に一桁の数字の後ろにつく四桁の数字が世代や世代内のグレードを表していて千の位が世代。百の位が同モデル、同世代間の性能差を表しています。例えば「core i7-8700」より「core i7-9700」の方が新しく性能が高くなりますし、「Core i5-8400」と「core i5-8500」は世代は同じですが8500の方が若干性能が高くなります。
ゲーミングPCとしてのCPUは予算を抑える場合「5」のモデル。可能であれば「7」のモデルにすると推奨スペックを満たすゲームが増えます。
グラボ
GTX1650
グラボには最新のGTXシリーズの中では最もリーズナブルなモデルであるGTX1650が搭載されています。GTX1650は2019年春に発売された最新グラボですね。
注意点としてノートとデスクトップ版のグラボは同名でも性能に差があり、ノートPCの方が性能が低くなっています。性能差は1グレード程度です。MAX-Qグラボは2グレード程度の差があります。
例1:ノート版RTX2070はデスクトップ版RTX2060と同等
例2:ノート版RTX2070MAX-Qはデスクトップ版GTX1660Tiと同程度
別記事でP5のベンチマーク結果を掲載(リンクは記事末尾)していますがノート版GTX1650はデスクトップ版のGTX1050TiとGTX1060 3GBの中間に位置する性能ですね。
【2018年以降の大型タイトル及びロングヒットしているゲームの推奨スペック】
※赤文字のタイトルはメモリの推奨スペックが12GBもしくは16GBのタイトルです。
各々予算があるかと思いますが、CPUにi7(ryzen7)、グラボにGTX1060の後継モデルであるGTX1660モデル以上を選んでおくと、大半の最新ゲームは推奨スペックを満たすと言えます。
推奨スペックとはフルHD(1920x1080)解像度でゲーム内画質設定を中にした場合に60FPSが出る目安となる事が多いです。そのためゲーム内の画質を高画質にしたり、144HzやWQHD解像度のモニタで遊ぶ場合はより性能の高いグラボが必要になってきます。目安としてはRTX2070SUPER以上だとほぼすべてのゲームが高画質でプレイ可能です。通常のゲームより更に重たい傾向にあるVRゲームもRTX2070SUPERであれば快適です。
以上の事から、G-tune P5に搭載されているグラボGTX1650はE-sports系の軽いゲーム(Fortnite・LoL・ロケットリーグなど)や軽めの対戦ゲーム(R6S・DbDなど)及び発売から年数が経過しているゲームの大半は高設定で遊べますが、最新の重量級のゲームは推奨スペックをぎりぎり満たさないので中設定以下で遊ぶことになります。
メモリ
8GB DDR4 PC4-19200
メモリは8GB搭載しています。注意点としてグラボのVRAMはメインメモリと共用なので、複数のアプリケーションやメモリを多く使用するゲームではメモリ量がボトルネックになる可能性がある点です。コスパを重視したモデルですから予算的に厳しいかもしれませんが、可能であればメモリはアップグレードで16GBにしておきたいですね。16GBあればPCゲーム用途において今後数年はメモリがボトルネックになる事はないでしょう。
メモリはPC内の作業スペースと考えると性能のイメージが湧きやすくなります。例えば人間の生活に直すと、8GBの勉強机では教科書とノートを開くと机が埋まってしまいます。ここで新しく辞書を使おうとすると、辞書は教科書かノートの上に重ねないといけないので三つを同時に使おうとすると、どかす手間が発生して勉強の効率が落ちてしまいます。それに対して16GBの勉強机は辞書・教科書・ノートを広げても重ならないので同時に使っても勉強の邪魔にならずスムーズに学習できます。
ゲームプレイ時はゲームクライアントだけで8GBを超えるタイトルはごくまれですが、PCでは意識せずとも様々なプログラムが動いており、OS周りで2GBくらいは使用します。そこにWEBブラウザやディスコードなどゲーム中も使うソフトが増えてくると8GBのゲーミングPCではメモリ不足になりゲームの挙動が遅くなってしまうわけです。
ストレージ
256GB M.2 SSD
PCのデータを保存したりデータの読み書きを行うパーツがストレージです。
ストレージには容量当たりの単価が安い代わりに読み書き速度が非常に遅いHDDと容量単価が高い代わりに読み書き速度が高速なSSDがあります。SSDの接続は従来はSATAと呼ばれるHDDと同じ接続でしたが、現在はよりデータが高速にやり取りできるNVMe接続やM.2SSDが登場しています。価格はSATA接続のSSDよりNVMeSSDやM.2SSDの方が高いですね。
ゲーミングPCのストレージにはSSDがオススメです。SSDであればPC全体の動作が早くなりますし、ゲーム中は起動時や画面切り替え時のロード時間がHDDより大幅に短縮されます。一度SSDのPCになれるとHDDで動作するPCの挙動が遅すぎてイライラしてしまうほどロード時間の差があります。
ストレージの容量ですが、昨今の最新大型PCゲームは一つのタイトルで50GB~100GBの容量が必要なタイトルも出てきたので、最低でも240GB、複数のゲームを同時にインストールしておく場合は500GB以上が必要となります。
その他のスペック
その他のスペックとしてはSDカードリーダーが搭載されており、デジカメを使用される方は便利ですね。無線LANも最新規格のIEEE802.11axに対応しているのでルーターも対応している最新ルーターを用意することで無線でも有線LAN並みの高速通信が可能になります。重量やPCのサイズもゲーミングノートPCとしてはコンパクトなので、外への持ち運びも、ある程度可能です。
G-Tune P5のスペックまとめ
【G-Tune P5】はエントリー向けのゲーミングノートPCとしてピッタリのスペックとなっていました。メモリやストレージ容量はギリギリまで抑えられているので、予算に余裕があるのであればより16GBメモリや500GBのSSDにアップグレードしておきたいですね。ゲーミングPCにおいてコスパを最重要視する場合はノートPCではなくデスクトップPCの方が同価格だとより性能が高いPCが購入できるので、持ち運びや省スペース性が必須かどうかを検討されてください。
G-Tune P5の写真
G-Tune P5のベンチマーク
マウスコンピューターではセールが開催中
マウスコンピューターもセールを行うようになり依然と比べてお得なモデルも増えてきています。ゲーミングデスクトップPCの上位機種は高級家電のような佇まいで人気がありますね。
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