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ノートPC市場において日本はもちろん世界的なシェアがあるASUSのゲーミングノートPCの中から今回は「ROG Zephyrus G14 GA401IV(GA401IV-R9R2060QG)」の実機をお借りしてレビューを行いました。PCの写真を始め、スペック解説やベンチマークテストそしてゲームプレイについても触れています。
2020/11/07 作成
目次
- ASUS公式オンラインショップ
- ASUSに対する私のイメージ
- ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IVについて
- ASUSROG Zephyrus G14 GA401IVのスペック
- ROG Zephyrus G14 GA401IVの外観
- ROG Zephyrus G14 GA401IVのベンチマーク
- ROG Zephyrus G14 GA401IVの独自機能
- ROG Zephyrus G14 GA401IVでのゲームプレイ
- みんなのゲーミングPC購入価格
- ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IVレビューまとめ
- ASUS公式オンラインショップ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
ASUS公式オンラインショップ
ASUSの公式オンラインストアASUS StoreではASUSのゲーミングノートPCだけでなくスマホやゲーミング用のモニタなどが販売されています。
ASUS(エイスース)は台湾に本社があるPC及びPC周辺機器メーカーです。PC以外ではスマホやタブレットの製品もありますね。自作PC界隈ではグラボやマザーボードのメーカーとしても知名度が高い会社です。
不定期でセールやキャンペーンが開催されていてお得なモデルを探すのも楽しみの一つです。
ASUSに対する私のイメージ
私はASUSの製品を何度が購入したことがあり、2017年に購入したGTX1080Tiの2台(STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMINGとTURBO-GTX1080TI-11G)は満足度が高かった思い出があります。性能に満足しただけではなくて、ASUSの上位製品ってリセールバリューもいいんです!私は上記のグラボを購入から1年半後にネットのフリマで売りましたがかなりの高額で売れました。スマホもASUSの中古旧モデルが比較的高い値段で販売されているのを、つい先日電気店で見かけましたし、大切に使えば数年後に新機種に買い替えて手放す際に自分の懐が温まる良い製品を作っているのがASUSに対する私のイメージです。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IVについて
※上記画像は2020/11/07時点で取得しています。スペックや金額及びキャンペーン等は変更されている可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
ASUSから販売されているゲーミングノートPCのラインナップの中で、今回レビューする「ROG Zephyrus G14」シリーズは14型モニタとRyzenCPUが特徴です。「ROG Zephyrus G14」シリーズのPCは10種類以上用意されていました。
ASUSROG Zephyrus G14 GA401IVのスペック
今回レビューを行うROG Zephyrus G14 GA401IVのスペックを確認しましょう。
メインスペックに注目すると、CPUがAMDの最新Ryzen9を搭載していますね!スペックを見た時、ノート版のRyzen9搭載モデルを触るのは初めてだったのでとてもワクワクしました。ゲーミングPCとして重要なパーツであるグラボはRTX2060のMAX-Qを搭載しています。
ゲーミングノート向けのグラボはMAX-Qモデルと無印があり、MAX-Qの特長として無印より性能は若干落ちる代わりに低発熱・低消費電力のため、分厚くなりやすいゲーミングノートPCの薄型化に貢献するほか、FANの音も無印より静かになります。
そしてROG Zephyrus G14 GA401IVの注目点として液晶の解像度が「2560x1440」とゲーミングノートで一般的な解像度であるフルHD(1920x1080)より高くなっています。2560x1440解像度のゲーミングノートってあるんですね!
ROG Zephyrus G14 GA401IVの外観
スペックを把握した所で、次はノートPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
サイズ感はモニタが14インチで、寸法が324(幅)×222(奥行き)×17.9~18.9(高さ) mmなので一般的なノートPCに近いサイズ感ですね。
モニタを開くときに謎の違和感を感じたので、調べてみたらモニタを開くとキーボード奥側が浮かんで排熱効率がアップする仕組みになっていました!
キーボード奥の背面はかなり熱がこもりやすい部分なのでこのスペースの差は冷却性能に大きく影響を与えそうです。持ち運び時などふたを閉じているときは薄型でゲームをプレイするときは持ち上がって冷却性能アップと、いいとこどりが出来るナイスな作りです。奥側が持ち上がることでキーボードに傾斜がつくのでタイピングが楽になるメリットもありますね。
【サイズ感】
サイズ感としては、A4ノート見開きよりも小さいです。
但しACアダプタの大きさは通常のノートPCと比べるとグラボやハイエンドCPUを搭載している分大きく重くなっていますので注意が必要です。ROG Zephyrus G14 GA401IVは重量が1.65kgとゲーミングノートPCとしては非常に軽量ですのでなので外への持ち運びも考えている方にオススメできるモデルです。
通常のノートPCは1kg前半のモデルも多いのでゲーミングノートPCのデカさや重さに違和感を感じるかもしれません。しかしゲーミングノートPCは一般のノートPCと異なり薄くて小さくて軽いほど良いわけではありません。
なぜならば、薄くて小さくて軽いほど冷却性能が犠牲になり、高熱によるリミットがかかって性能を発揮できなくなるばかりでなくノートPCのFANが爆音になってゲームどころではなくなってしまうからです。ROG Zephyrus G14 GA401IVはしっかり性能が発揮できているのかについては後程のベンチマークでしっかりチェックしていきます。
【側面】
ノートPCの左側面には各種入出力用のインターフェースが搭載されています。USB-typeCがあるのは何かと便利なので嬉しいです。
左右共に冷却用の通風孔が開けられています。薄型化のため有線LANコネクタは搭載されていません。そのため有線LANを利用したい場合は別途、有線LANをUSBに変換するアダプタを用意しましょう。
【背面】
背面を覗くとヒートシンクが左右に搭載されていました。発熱量の多いゲーム用のグラボやCPUを搭載するだけあって、冷却性能にも力を入れていますね。
【表面】
モニタを閉じた状態です。モニタの裏側はTheゲーミングPCといったゴテゴテ感がなくシンプルなデザインなので、ビジネスで使っても問題なさそうですね。
【裏面】
PCの裏を見てみると、空気を取り込むためのメッシュ加工が施されていました。
【キーボード】
ROG Zephyrus G14 GA401IVのキーボードフォントはモダンな感じですね。
レビューで1週間ほど色々な操作を行いましたが特に違和感なく使用できました。
ROG Zephyrus G14 GA401IVのタッチパッドはクリック部分とマウスカーソル操作部分が一体化されているタイプですね。
ROG Zephyrus G14 GA401IVのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。解像度は全て1920x1080です。
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。スコアの「5679」は旧世代のグラボGTX1060より高スコアなので、最新のゲームも中設定~高設定で遊べるスコアとなります。
【FF14ベンチマーク】
発売から年数が経過していたり要求スペックが高くないE-sports系のゲームはROG Zephyrus G14 GA401IVであれば、最高設定で快適に遊べるゲームが大半です。
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名です。BF5・RDR2・モンハンワールドなど重量級ゲームを最高画質で快適に遊ぶにはスペックが若干厳しいので中設定以下で遊ぶことになります。
【SSDベンチマーク】
ROG Zephyrus G14 GA401IVではストレージにPCI Express 3.0 x2接続の高速なSSDを採用しているので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。
ROG Zephyrus G14 GA401IVに搭載されているSSDと、旧規格で接続したSSDそして安価なHDDの速度がどれくらい違うのかみてみましょう。
【一般的なSSD】
【一般的なHDD】
SATA接続のSSDと比べてもスコアが高いですし、HDDと比べると雲泥の差です!私もSSDを搭載したゲーミングPCを利用していますがSSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違います。特にノートPC用のHDDはインチが小さいこともあり、購入から年数が経過してくると起動してまともに触れるようになるまで数分待たないといけない状態になりがちなのでSSDの恩恵は大きいといえます。
今回レビューしたPCでは電源OFF(スリープではなく、シャットダウンした状態)から電源をONにしてWEBブラウザを開き、入力できるようになるまで、たったの21秒でした。皆さんが使用中のPCはどれくらい時間がかかりますか?
ベンチマークの結果を総合すると現在最も人口が多く、大半の最新ゲームで推奨スペックとなるデスクトップ版の旧世代のデスクトップグラボGTX1060 のスコアを上回るスコアでした。MAX-Qグラボなので無印のRTX2060ノートよりは性能が若干低くGTX1660Tiノートに近いスコアでした。
ファンの音
ROG Zephyrus G14 GA401IVは低発熱のMAX-Qグラボを搭載し騒音量もゲーミングノートの中では控えめですが、高負荷時の冷却ファンの音は、やはりある程度します。これはこの機種がというわけでなく発熱量の多いグラボを限られたスペースに納めなければならないゲーミングノートPC全体に言えることです。
過去に測定したゲーミングノートPCの騒音量と比較してみましょう。
【3DMARKベンチマーク時の最大騒音量】
- ROG Zephyrus G14 GA401IV…55.7dB
- 他社RTX2060ノートPC …58.6.dB
- 他社GTX1660TiノートPC …69.0dB
dB(デシベル)は音の強さを表す単位で5dB以上違うと明らかに騒音量が違うのを実感できます。1-2dB程度ではリアルタイムで比較しないと分からないですね。
個人の感覚になってしまいますがROG Zephyrus G14 GA401IVの騒音量だと、シーンとした部屋でベンチマークを無音で回すとFANの音が気になるレベルですが、テレビをつけていたり、ゲーム音が流れていると、FANの音が多少するなぁと感じる程度で不快感はありませんでした。
ゲームプレイ時に音が気になる場合はヘッドセットでゲーム音の臨場感を味わいつつ、FANの音をシャットアウトするプレイスタイルが良いですね。
ROG Zephyrus G14 GA401IVの独自機能
ROG Zephyrus G14 GA401IVのキーボード左上に気になるボタンがあったので推してみると「Armoury Crate」というASUSの専用ソフトが起動しました。
ROG Zephyrus G14 GA401IVには3つの独自性能モード「サイレント・パフォーマンス・ターボ」があり状況に応じてFnキー+F5キーで切り替えられるようになっています。そのほかにもASUSの専用ソフト「Armoury Crate」ではゲーム別にプロファイルが作れたりASUS製のゲーミングデバイスと連動できるみたいです。
試しにサイレントモードとターボモードでTimeSpyベンチマークを実行してみたところ
サイレント…スコア5466 騒音量49.7dB
ターボ …スコア5679 騒音量55.7dB
とスコアは大きく変わらないものの騒音量が結構違ったので、静穏性を重視したい方はサイレントモードでのゲームプレイが良さそうですね。
ROG Zephyrus G14 GA401IVでのゲームプレイ
せっかく高価なゲーミングノートPCをレビューしているので、実際にいくつかのゲームを遊んでみました。
ゲーム中の解像度はフルHD(1920x1080)で設定は最高設定でプレイしてみました。
最高設定でも平均60FPS以上でるゲームがほとんどでした。さすがにROG Zephyrus G14 GA401IVの特長であるWQHD解像度では最高設定で遊べるゲームは少なくなってしまうので、ゲーム以外でWQHD解像度をどう生かすか考える必要がありそうです。例えばクリエィティブ用途での利用にも向いているでしょう。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回ROG Zephyrus G14 GA401IVのレビューを行いましたが、ASUSのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IVレビューまとめ
ASUSより販売されている14型のゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G14 GA401IV 」は静穏性と持ち運びを重視したモデルでした。E-sports系の軽いゲームやバトルロワイヤル系の対戦ゲームを最高設定で遊べるのはもちろん最新の重量級ゲームも中設定くらいで遊べるモデルが欲しい方にうってつけのゲーミングノートPCといえるでしょう。
正直に申し上げると最初に製品ページで分かりやすいスペックと価格を見た時は「少し高いなぁ」と感じましたが、実際に詳細なスペックをチェックしたり実機に触れてみるとASUSのこだわり(WQHD解像度や浮かぶキーボードそして専用ソフトなど)を感じたので価格も納得でき、非常に有意義なレビューでした。コスパも意識したい方は不定期で開催されるキャンペーン対象PCをチェックしてみましょう。
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