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【raytrek R6-RL】新発売!クリエイター向けスリムノート【実機レビュー】

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【raytrek R6-RL】新発売!クリエイター向けスリムノート【レビュー】

BTOPCメーカー大手のサードウェーブ社がドスパラ公式サイトなどで販売しているクリエイター向けPCブランド「raytrek」シリーズの中から、2023年6月19日に新発売されたクリエイティブノートPC「raytrek R6-RL」の貸出機をお借りして実機レビューを行いました。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。クリエイター向けの最新PCをお探しの方は必見です。

2023/06/19 公開
2023/11/29 更新3回目 最新の価格や構成に対応

PC貸出元:株式会社サードウェーブ 当記事はアフィリエイトリンクを含みます

目次

raytrekについて

raytrekはPC専門店「ドスパラ」を全国に展開する株式会社サードウェーブのクリエイター向けPCブランドです。私も2022年夏にraytrekブランドの製品を購入しおり、ほかにもゲーミングPCはドスパラでこれまでに6台購入しています。

raytrekノートPCのラインナップ

※上記画像は2023/06/19時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するスペックや金額は記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
今回レビューを行っている「raytrek R6-RL」の発売前にraytrekノートPCラインナップを確認したところ上記画像のように15.6インチの2種類があり、大きな違いはグラフィックチップのグレード差でした。そこに新しく16インチのスリムノート「raytrek R6-RL」とモバイル性を重視した「raytrek A4-R」が加わり4種類になりました。

raytrek R6-RLについて

【公式サイト:製品ページはこちら 】

パワフルな最新のi7CPU(最大5.0GHz/14コア/20スレッド)に加えてグラフィックチップもRTX4060と最新かつ高性能です。

raytrek R6-RLの特長

スリムな筐体

・同じRTX4060を搭載し15.6インチの【raytrek R5-RL6】と比べると厚みが25%薄くなっています。

上記の比較画像は左がこの記事でレビューを行っているraytrek R6-RLです。厚みは前20mm・後ろ21mmになります。右側は私が2020年に購入したスタンダードな15.6インチノートPCで厚みは前26mm・後ろ30mmと後ろがより分厚く斜めになっています。raytrek R6-RLはほぼフラットで薄いため、よりスタイリッシュな外観に仕上がっています。

15.6インチサイズで16インチ!?

15.6インチのスタンダードノートPCとほぼ同じ幅と奥行きなのになぜか16インチ液晶なんです!(上記画像の比較では左のraytrek R6-RLのほうが幅が0.2mm短く、奥行きは3mm長い)秘密は液晶外側のベゼルが薄くなっているからですね。

ドスパラ公式サイトraytrek R6-RL製品ページより画像引用

特に液晶とキーボードをつなぐ部分のベゼル幅が私が持っているノートPCと比べてかなり薄くなっていました。

液晶の性能も高い

ドスパラ公式サイトraytrek R6-RL製品ページより画像引用

raytrek R6-RLはデスクトップ用のモニタやノートPCの液晶で一般的な解像度であるフルHD(1920x1080)よりもきめ細かい解像度WQXGA(2560x1600)となっています。解像度に詳しい方はお気づきかと思いますが、アスペクト比は昨年あたりからノートPC液晶のトレンドになりつつある16:10であるため、縦方向に余裕が生まれ作業性が向上します。更にリフレッシュレートは一般的な60Hzではなく90Hzですので1秒間に最大90回画面が更新されます。クリエイティブ用途で重要な色域はsRGBカバー率約99% ありますので、正確なプレビューが可能です。

持ち運びにも配慮

私はクリエイティブやゲーミングなど高性能なノートPCを何度もレビューしてきましたが、raytrek R6-RLのようにハイパワーな専用グラフィックチップを搭載したノートPCは冷却が重要になるので本体重量が2Kgを超えます。それだけでなく製品の仕様表に書かれることがほとんどない「ACアダプタのサイズと重量」が通常のノートPCと比べてかなりデカくて重たいんです!raytrek R6-RLは気がつきにくいデメリットにも対処しているのが個人的にかなり嬉しいポイントでした。

上記画像は左がraytrek R6-RLのACアダプタで、右がこれまでにも比較写真登場したGTX1650ノートPCのACアダプタです。サイズ感の違いは一目瞭然ですね。重量も55g軽いです。raytrek R6-RLはRTX4060の使用電力が最大95Wとかなりパワフルに設定されており16インチ液晶を採用するなど、外への持ち運び性能を最重要視したモデルではありませんが、少しでも軽くコンパクトになっているのはありがたいです。

メモリやストレージ容量をアップグレード可能

ドスパラ公式サイトraytrek R6-RL製品ページより画像引用

raytrek R6-RLはメモリやSSDの容量を増やすことが可能です。クリエイティブノートPCはメーカーによって、メモリやSSDがカスタマイズできない事があります。メモリはデフォルトで16GBありますので家庭やオフィス及びゲームなどの一般的な用途であれば十分な量ですが、プロシューマーの方や趣味で動画編集をガッツリされる方はメモリを32GB以上にアップグレードしたいですね。例えばAdobe PremierProとAfter Effectsを同時に起動されたり4Kなど高解像度データを扱う場合などは大容量メモリが推奨されます。

SSDはデフォルトで1TB、カスタマイズで2TBまで増やせます。SSDの空きスロットは1つあり将来的にカスタマイズができるようになる予定との事で、まるでデスクトップPC並みの拡張性ですね!

 

豊富な出力端子

クリエイティブ用途では様々な周辺機器をPCと接続する機会が多いですよね。raytrek R6-RLは豊富な端子バリエーションなので変換コネクタを用意したり、コネクタが足りないよ!となってしまう事が少なそうです。

「raytrek R6-RL」のインターフェース

  • Thunderbolt4
  • USB3.2 Gen2 Type-C
  • USB3.2 Gen1 Type-A x2
  • HDMI2.1
  • SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC UHS-I対応)
  • マイク・ヘッドフォン出力共用端子
  • セキュリティスロット

raytrek R6-RLの外観

raytrek R6-RLの特長解説で紹介できなかった外観を掲載します。

外観は様々な場面に馴染むデザインとなっています。一見シンプルに見えますが、天板のエッジ部分にダイヤモンドカット加工が施されており高級感も感じます。

キーボードはホワイトのLEDバックライト搭載です。

大型のタッチパッドはパームリジェクション機能に対応しています。

raytrek R6-RLのベンチマーク

次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として2020年秋に約20万円で販売されていた他社ノートPCのスコアを掲載します。比較候補はraytrek R6-RLと同じH付i7CPUかつ、同じ60番台のグラッフィクチップを搭載したモデルだったため選定しました。

【比較PCスペック】

Intel i7-10875H,RTX2060,メモリ16GB

【CPUベンチマーク:CINEBENCH】

クリエイティブ用途で非常に重要なCPUのマルチスレッド性能を測定しました。「raytrek R6-RL」のスコアは「5079」となり、比較対象のPCのスコアは「3878」です。約3年でCPUの性能がかなり進化していますね。

【3DMark TimeSpy】

3DMark TimeSpyはグラフィック性能を測定するための有名なベンチマークです。結果は「8625」だったのに対して、3年前のPCは「6764」でした。動画編集や3Dグラフィックスに関する作業を行う際にPCのグラフィック性能がより求められます。例えばAdobeCCの製品群では GPUの機能を利用してアプリケーションのパフォーマンスを強化するよう設計されています。従来は高速な CPU や大量の RAM が必要とされたエフェクトやレンダリングを実行できるようになります。

またraytrek R6-RLでは「FnキーとF5キー」を同時押しする事で性能の切り替えも可能です!性能を抑える「オフィス」モードでは高負荷時のFAN最大音量が私の計測では7%削減されました。バッテリーの持ちもよくなりますね。

【SSDベンチマーク】

このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。

クリエイティブ用途においてraytrek R6-RLで採用されている高速ストレージNVMeSSDの恩恵はOSやクリエイティブアプリケーション起動時の時間短縮であったり、大量の画像や音源そして一番容量が重たい動画をスムーズに移動させることができるようになります。

SSDはHDDと比べるとかなり読み書きが高速となっているので比較してみましょう。

【一般的なSSD】

【一般的なHDD】

一般的なSATA接続のSSDと比べても、raytrek R6-RLに搭載されているNVMeSSDはスコアがかなり高いことが分かりますね。SSDでのPC動作を体験したらHDDしか搭載していないパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。

raytrek R6-RLを使用して動画編集

AdobeのPremiere ProやAfter EffectsそしてAviUtlなどをインストールし動画クリエイターに実際に編集作業を行ってもらった所、AdobeのPremiere ProやAviUtlは非常に快適でした。一方でraytrek R6-RLのメモリは16GBなため、Adobe After Effectsの推奨メモリ32GBを満たしておらずAfter Effectsは使用する素材や利用方法によっては動作が重たくなることが分かりました。

【動画エンコード】

Youtubeショート用に作成した約1分の動画を動画クリエイターが普段使用しているPC(Ryzen7 1700,GTX1660SUPER,メモリ16GB)とraytrek R6-RLにてAdobe PremierProのデフォルト設定にてエンコードが完了する時間を測定すると

  • 使用PC…102秒
  • raytrek R6-RL…42秒

使用しているPCと比べると半分以下の時間でエンコードが完了しました!短い動画なので、差は1分ですが、これが10分の動画ですと10分以上の差になります。「raytrek R6-RL 」は最新スペックなのでエンコードが超速です!

raytrek R6-RLのカスタマイズ

raytrekはBTO(Build To Order)なPCですので、購入前に製品ページの「構成内容を変更する」から好みのカスタマイズを行えます。

おすすめのカスタマイズですが、動画編集を行う方はメモリを16GBから32GBにするのをオススメします。特にAdobe After Effectsを使用される方はメモリ32GBを強く推奨します。また、クリエイター歴が長くなってくると、これまでに使用した素材や完成データがストレージの容量を圧迫してきますので、保管用の外付けストレージを別途準備するか内蔵SSDの容量を増やしておきたいですね。

他には持ち運び時に落としたりなどご自身の過失による故障に対処するために【セーフティサービス】に加入しておく事をオススメします。私も2020年にドスパラでゲーミングノートPCを購入した際に加入しています。

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raytrek R6-RLならPCゲームやゲーム配信も快適

raytrek R6-RLにてFF14とFF15ベンチマークを実行したスコア

raytrek R6-RLは性能が高い最新ノートPCですのでゲームを十二分に遊べるスペックでもあります。かなり重たいゲームである「Cyberpunk2077」ですらフルHD解像度でのプレイ時にゲーム内画質設定を最高にしても平均74FPSでました。要求スペックが軽く人口が多いPCゲームはものすごいFPSがでますよ、例えばAPEXやVALORANT、Fortniteなどは液晶の性能を上回る非常に高いFPSが出ます。

ゲーム実況配信も行う事が出来ますが、同等の価格帯と構成であればデスクトップPCの方が向いています。ゲーム実況配信時はもう1枚モニタを用意してデュアルモニタにされたほうが圧倒的に便利です(デスクトップPCの場合でも同様です)

raytrek R6-RL総合評価

2023年6月19日に新発売されたraytrek R6-RLは最新スペックによる性能の高さはもちろんの事、本体だけでなくACアダプタまでスリムになっており、15.6インチサイズのまま16:10の高解像16インチ液晶なのが非常に魅力的でした。

raytrek

raytrekは新筐体デスクトップPCも凄く魅力的

youtu.be

【raytrek新ケース 4C Series特設ページ】  

b2s.hatenablog.com

raytrekのクリエイター向けデスクトップPCは2022年12月にケースが一新されました。新ケース発表会へ数万円かけて自費で出席してきましたが、全面的に一新された新ケースはクオリティが高く、デザイン・機能・性能が全てパワーアップしているのをいち早く体験でき大満足でした!後日実機レビューも行っています。

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