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国内PC出荷台数No.1のLENOVOグループに所属するNECのノートPC製品からテレワークやビジネス用だけでなくプライベート用でも使えるノートPC「PC-GN1864VAF」の実機をお借りしてレビューを行いました。PCの写真を始め、スペック解説やベンチマークテストにも触れています。
2020/10/11 作成
2020/10/11 更新
目次
- NEC公式ネットショップ
- レビュアー紹介
- PC-GN1864VAFについて
- PC-GN1864VAFのスペック
- PC-GN1864VAFの外観
- PC-GN1864VAFのベンチマーク
- その他の注目ポイント
- PC-GN1864VAFレビューまとめ
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
NEC公式ネットショップ
NEC Direct(NECダイレクト)はNECの公式ネットショップです。ノートPC・一体型・デスクトップPC・タブレットなど様々な製品が販売されています。台数限定やアウトレット品の販売そしてセールなどお買い得なモデルも数多く取り揃えているようですね。
レビュアー紹介
当ブログでは普段は通常のPCよりグラフィック性能の高いゲーミングPCやクリエイティブ用途向けのPCを中心に約50台ほどの機種をレビュー済みです。ほかにはPCゲームタイトル別に快適に遊べるPCスペックやPCパーツの最新情報をお届けしています。
私は6年間IT系の会社でサーバーやネットワーク機器の導入作業や私立大学の新入生向けPC案件に携わってきました。当時はテレワークという言葉はなく、リモートワークやリモート接続という言い回しで客先や外出先からVPNを使いリモートデスクトップで社内環境にアクセスして業務を行う事がありましたね。
IT系の会社で勤めていた時にNECの担当者さんと直接やり取りをしたことは数えるほどしかありませんでしたが、NEC製のPCやサーバーは数多くお客さん先に導入しました。特にPCに関してはNECのブランド力はかなり強かった記憶があります。
今回はビジネスやテレワーク用途向けにレビューを行っていきます。
PC-GN1864VAFについて
税込み172,480円
※上記画像は2020/10/07時点で取得しています。スペックや金額及びキャンペーン等は変更されている可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
PC-GN1864VAFはNECにて販売されている13.3インチ以下のモバイルPCの中では最上位シリーズである「LAVIE Pro Mobaile」です。2019年春夏モデルなので新モデルより価格が抑えられているのも特徴ですね。
2019年春夏に発売された「LAVIE Pro Mobaile」は3モデルあって、CPUやメモリなどのスペックが若干異なります。今回レビューするPC-GN1864VAFは3モデルの中で一番上位のモデルです。
PC-GN186VF型番について
「PC-GN1864VAF」という型番は「PC-GN186〇V〇F」
販売経路などにより丸の所に指定の数字や英字が入りますが、全て同じPCなので
統一の型番は「PC-GN186VF」になります。
業務におけるOffice製品について
「PC-GN1864VAF」のカスタマイズモデルではOfficeは選択式になっているのですが、
業務にてOfficeを閲覧し簡単な操作をするだけであればWindows10に標準搭載されている「Office on the web」でこなすことが出来ます。
「Office on the web」は通常のOfficeと仕様が異なっていたり機能が一部制限されているので、Word・Excel・PowerPointが業務と深くかかわっているようであればOffice搭載モデルが必要になります。
GoogleドライブのGoogleドキュメント・スプレッドシート・スライドがOffice製品と親和性がありインポートやエクスポートでOfficeファイルを読み込んだり出力が可能ですがレイアウトが崩れたりする場合があるので、ビジネス用のPCには極力Officeを搭載しておきたいです。社内はともかく取引先とOfficeファイルのやりとりがある場合は必須ですね。
PC-GN1864VAFのスペック
次はPC-GN1864VAFのスペックを確認していきましょう。
メインスペックからまずはチェックしていくとCPUは高性能かつ低消費電力タイプの「i7-8565U」を搭載しています。安価なノートPCはメモリが8GBしか搭載されていない場合が多いのですが、しっかり16GB搭載されているのは高評価ですね。メモリ32GBは特殊な用途でない限りオーバースペックになるので一般的なビジネス用途であれば不要です。
ノートPCの快適な動作で欠かせないのがPC-GN1864VAFのようにストレージにSSDを採用しているかどうかです。PCの起動時間やアプリケーションの起動、ファイルの転送速度などPC作業における待ち時間が大幅に短縮され効率が良くなります。
その他のスペックもチェックしてみるとZoomなどのWEB会議に必要なウェブカメラも標準搭載されていますし、Bluetooth・SDカードリーダーなどノートPCに搭載されていると便利な機能はしっかりカバーしています。
PC-GN1864VAFの外観
スペックを把握した所で、次はノートPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
本体カラーはおしゃれなワインレッドです。正式には「クラッシクボルドー」というカラー名がつけられていました。ノートPC本体は光沢がありますが指紋はそこまで目立たない素材が使用されています。
モニタのサイズは13.3インチ液晶となっており本体サイズは約
A4ノート2枚分よりだいぶ小さいサイズですね。私の小さい仕事用鞄にもラクラク入りました。
ACアダプタは低消費電力のCPUを搭載しているおかげで非常にコンパクトで軽量となっています。私は普段ゲーミングPCやクリエイティブノートPCのレビューが中心なので、PC-GN1864VAFのACアダプタがすごく小さい事に感動しました。
【側面】
ノートPCの左右には各種インターフェースが備わっています。盗難防止用のワイヤーをつなぐ箇所もありますね。
左側面には安価なノートPCでは省略されてしまう事が多いUSB-TypeCのコネクタもしっかり備わっていました。有線LANコネクタは省略されており、有線LANを使用したい場合はUSBに変換する製品が別途必要です。
【裏面】
裏面は冷却用のメッシュ加工が施されています。滑り止めのゴムが手前側と奥側についているのですが、横から見ると奥の方がゴムの高さがわずかに高くなっていました。これによりキーボードの傾斜がつきタイピングしやすくなるので細かい点ですがこだわりを感じます。
【キーボード】
レビューのために3日ほど使用しましたが、PC-GN1864VAFの日本語キーボードは癖もなくタイピングしやすかったです。ただ1点だけ気になったのは左下のCTRLキーとFnキーが通常と配置が逆で何度も押し間違えた点です。
PC-GN1864VAFのタッチパッドはクリック部分とマウスカーソル操作部分の境目がないタイプですね。
【液晶】
フルHD解像度での作業画面例
液晶は13.3インチのの光沢液晶で解像度はデスクトップPCでも一般的になっているフルHD解像度(1920x1080)となっています。数年前までノートPCの解像度は1366x768という荒い解像度の製品もあったので、作業スペース的に使いづらいケースもありましたがPC-GN1864VAFのようにフルHDであれば上記写真のように複数のアプリケーションを同時に閲覧することも可能です。
【デュアルモニタで業務効率が更にUP!】
自宅で利用する際は、モニタを1枚接続してデュアルモニタにするとより快適なPC環境になります。
【PC-GN1864VAFのデュアルモニタの接続例】
PC-GN1864VAFにはHDMIのコネクタがあるので、PCモニタとHDMIケーブルで接続すればデュアルモニタの完成です。画面の面積が2倍になるのでさらに多くの資料を同時に表示できるため作業がはかどります。私はほぼ自宅で仕事をしていますが常時デュアルモニタで作業しています。
新しくモニタを購入してもいいですし、お持ちのHDMI接続に対応したモニタを利用しても構いません。新しく購入する際は23-24インチのフルHDモニタが価格も安くオススメです。
PC-GN1864VAFのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として私が2017年まで使用していた別メーカーのノートPCスコアを掲載します。解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.i3-2330M,GT540M,メモリ8GB(ノートPC)購入価格20万円超
【Cine bench】CPUベンチマーク
PC-GN1864VAFに搭載されているCPU「i7-8565U」は4コア8スレッドで最大4.6GHzのクロック数となっており低消費電力ながらパワーも備えたCPUです。CPUベンチマークソフトとして有名なCINEBENCHを実行した結果は1199ptsとなっており、私が使用していたノートPCより大幅に高いスコアでした。
・i3-2230Mノート…404pts
【3DMark TimeSpy】CPU&グラフィックベンチマーク
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するので、PCゲーム用のベンチマークです。ゲーミングPCのレビューを行う際に必ず実行されるといってもよい有名ベンチマークソフトです。さすがに専用のグラフィックチップを搭載していないPC-GN1864VAFではPCゲームは厳しいスコアです。私が使用していたノートPCは古いせいかTimeSpyベンチマークは実行できませんでした。
【SSDベンチマーク】
PC-GN1864VAFではストレージに通常のSSDだけでなくより高速な接続形式のSSDも選択可能です。今回のレビュー機には高速なSSDが搭載されていたので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。
PC-GN1864VAFに搭載可能な高速SSDと、私が使用していたノートPCの古いSSD、そして一般的なHDDの速度がどれくらい違うのか比較してみましょう。
【古い規格のSSD】
【一般的なHDD】
HDDと比べると雲泥の差ですし、古いSATA接続のSSDと比べても更に高速になっています。私はPCを購入するときは必ずSSDが搭載されたをモデルを選んでいます。SSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違いますね。特にノートPC用のHDDはインチが小さいこともあり、購入から年数が経過してくると起動してまともに触れるようになるまで数分待たないといけない状態になりがちなのでSSDの恩恵は大きいといえます。
今回レビューしているPC-GN1864VAFですと電源OFF(スリープではなく、シャットダウンした状態)から電源をONにしてWEBブラウザを開き、入力できるようになるまで、たったの16秒でした。皆さんが使用中のPCはどれくらい時間がかかりますか?
静音性と消費電力
冷却性能に力を入れていないチープなノートPCは分かりやすい表面上のスペックは同じでも思いのほか冷却FANの音が大きく、気が散ってしまいますし、排熱が追い付かないとPC側でリミッターがかかり本来の性能を引き出すことが出来なくなってしまいます。
騒音量を測定できる機器でPC-GN1864VAFの騒音を測定したところ、電源OFF時も電源ON時も日中の自宅では変化が数値で分からないほど静かでした。数値としては38dB前後です。それに対して私が所有するノートPCは41~48dBとなっており、特にストレージやCPUに負荷がかかった時に冷却FANの音が聞こえるほどの騒音量でした。50dB以下なので不快に感じるほどではありませんが静穏性に違いがあります。
その他の注目ポイント
普段、私はコスパを重視したBTOゲーミングPCのレビューがメインなのですが、価格を抑えたノートPCには備わっていない機能がPC-GN1864VAFには多数搭載されていことに気づきました。
例えば
- 指紋認証ログイン
- LTE対応やタッチパネルモデルの選択可
- WEB会議用の高機能スピーカー
などなど、最初PCスペックと価格だけを見た時は、スペックのわりに高いなと正直思ってしまいましたがビジネス用として使用する事を考えると、このあたりの高級機能をしっかり搭載したモデルを選択するのは作業環境を重視する場合、購入の決め手になると思います。
PC-GN1864VAFレビューまとめ
PC-GN1864VAFはNECが発売しているモバイルノートの中でも最上位グレードだけあって外見のデザイン性はもちろんビジネス用途で必要となるスペックを十二分に満たしていました。実際のベンチマークにおいても古いノートPCよりスコアで大きく上回っていましたし、店頭では確認が難しい静穏性についてもバッチリです。
テレワークやビジネス用のノートPCやデスクトップPCは今回レビューした機種以外にも多数NECで取り扱っているので是非一度チェックしてみましょう。
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