💻Curation game[きゅれげ]🎮

eスポーツ向けのゲーミングPCやクリエイティブ用PCを中心に生活の中で体験した事や調べた事をまとめています

【めっちゃコンパクト!】OneGx1 Proレビュー 【どこでもUMPCゲーミング】

当ブログはPR記事やアフィリエイト広告が含まれます

OneGx1 Pro|レビュー|口コミ

なにやらノートPCより更にコンパクトなゲーミングPCがあるとの事で、普段2Kg越えのゲーミングノートPCを長時間持ち運んでクタクタになっている私は株式会社テックワンさんからレビュー機を借りて使ってみると超感動したので、さっそく記事にしました。

2021/06/04 レビュー公開
2022/09/10 更新3回目 リンク更新

目次

OneGx1 ProはAmazonで販売中

 

OneGx1 ProはAmazonで販売されています。今回レビューを行っているOneGx1Pro以外にも多くのPC製品を取り扱っています。

UMPCってなんだろう?

UMPCとは、Ultra-Mobile PCの略称で、2006年に制定された規格です。現在から15年ほど前になりますね。UMPCの中で、価格と性能を抑えた製品を「ネットブック」と呼ぶ場合もあります。2007年に当時の最新OS「Windows Vista」リリースを皮切りにUMPCは世界的な流行となりました。国内の家電量販店でも沢山陳列されていましたね。当時、私の周りにも複数のUMPC購入者がいました。

ですがUMPCの流行は数年で終息してしまいます😟

理由は現在のUMPCと比べてグラフィック性能が低すぎて、当時デスクトップPCでも重たいと言われていたWindowsVistaを快適に使用する事が出来なかったのです。また、現在は激安PCを除き、多くのPCで搭載されている高速ストレージ「SSD」が、当時は登場したばかりで現在の10倍以上の価格だったこともあり、多くのUMPCやネットブックには2.5インチの低速HDDが搭載され、購入から年月が経つと、どんどんPCの挙動が重くなっていったんです。

そんなUMPCですが、「OneGx1 Pro」で採用している最新CPUなど高性能パーツのおかげで、本体サイズは当時のままでかなり小さいのに、軽いゲームであればプレイできちゃうほどの性能で帰ってきました。

OneGx1 Proについて

OneGx1 Pro|製品情報

※上記画像は2021/05/31時点で公式より取得した画像です。スペックや金額及びキャンペーン等は変更されている可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。

レビュー機の製品購入ページはこちら

youtu.be

なんと本体重量623グラム!!

一般的なゲーミングノートPCは2キログラム前後なので3分の1以下の軽さです。

Intelの最新CPU「i7-1160G7」を搭載しています。いわゆる第11世代ですね。デスクトップ向けでは発売時の評価がイマイチな11世代ですが、ノートPCは別です。特に「OneGx1 Pro」が採用している「i7-1160G7」は名前にGがついており、CPU内蔵のグラフィックチップが強化されたCPUなんです。このあたりはこの後のベンチマーク等でしっかりチェックしていきます。 

OneGx1 Proレビュー動画も作成しました

youtu.be

動画では主に映像面や使用感を中心に解説しています。

OneGx1 Proのスペック

メインスペック
OS Windows 10 Home 64ビット
Office なし(カスタマイズでWPS Office2 Standardが追加可能)
CPU Intel Core i7-1160G7
グラボ インテル® Iris® Xe Graphics(96EU)
メモリ 16GB LPDDR4 4266Ghz
ストレージ 512 GB microPCI-e SSD
ディスプレイ 7インチ 10点マルチタッチ
光沢WUXGA液晶(
1920×1200ドット表示)
その他スペック
インターフェース USB3.0TypeA x1 USB4.0TypeC x2
3.5mmコンボジャックx1 MicroHDMI x1
コントローラー 専用ゲームコントローラーあり(専用製品・別売り)
無線LAN Wi-Fi6(802.11ax),2×2 a/b/g/n/ac/
Bluetooth Bluetooth 5.0
バッテリー 12000mAh 動画ファイル11時間連続再生可能
重量 623g (コントローラー込み723g)
サイズ 173(幅)×136(奥行き)×21(高さ) mm
保証 保証期間1年

 

今回レビューを行うOneGx1 Proレビューの詳細スペックを確認していきます。

メインスペックに注目すると、CPUは先ほど紹介した通り、INTELの最新型でグラフィック処理能力の高い製品が搭載されています。メモリやストレージも、ゲーミングの基準をしっかり上回っていますね。

なんと液晶の解像度はゲーミングデスクトップやノート向けで一般的なフルHD(1920x1080)よりきめ細かい(1920x1200)の解像度でした!この後実際に色々なゲームをプレイするのですが、液晶がコンパクトな事もあり、液晶の高解像度ぶりが引き立っていましたよ。ちなみに液晶はタッチにも対応しているので、タッチペンや指で直接液晶から操作することも可能です。

その他のスペックをチェックすると、非常にコンパクトな筐体なのにインターフェースは数があり、USB4.0!?に対応したTypeCポートが二つもあります。USB3.2まではゲーミングPCでも搭載されているのを知っていましたが、USB4.0のゲーミングPCは初レビューです。

OneGx1 Proの外観

スペックを把握した所で、次はUMPC本体の外観をチェックしましょう。

【PC正面】

OneGx1 Pro|本体

めっちゃコンパクトです。隣にゲーミングマウス(付属していません)を置いてみると、そのコンパクトっぷりが良く分かりますね。重量も623gしかありません。

ゲーミングノートPCは本体(約2Kg前後)だけでなく、ACアダプタも大きくて重たいのですが、

OneGx1 Pro|ACアダプタ

OneGx1 ProのACアダプタは非常にコンパクトです。
通常のゲーミングノートPCとサイズ感を比べてみると…。

OneGx1 Pro|サイズ感

一番下にゲーミングノートを置いてその上にA4ノートとOneGx1 Proを置いてみました。右にはゲーミングノート用のACアダプタと電源ケーブルやマウスも置いています。

ゲーミングノート本体と比べると非常にコンパクトなのはもちろんですが、ゲーミングノート用のACアダプタと電源ケーブルと比べてもOneGx1 Proのコンパクトさが際立ちますね!

専用コントローラーをつけるとSwitchに近いサイズ感でした。

OneGx1 Pro|Switchとの比較

蓋を閉じるとこんなかんじです。

OneGx1 Proの筐体は6000シリーズのアルミニウム合金で作られているそうです。この合金は航空機や高級車などに採用される非常に強くて軽く、また指紋もつきづらい素材との事、確かに筐体カラーがブラックのわりに指紋がそこまで目立たないですね。

【背面】

背面には排熱用の通風孔がありました、ゲーミングノートPCは限られたスペースに通常のノートより発熱量の多いパーツが密集するので、冷却システムは非常に重要です。

OneGx1 Proでのゲームプレイ中に背面をチェックしてみると、しっかりFANで排熱されていました。

7インチとコンパクトな割に各種ポートはかなり充実していて、背面にはUSB-TypeAx1とUSB-TypeC(4.0)x2やイヤホンジャックがありますし、

【側面】

側面にはSIMカードを差すところがあり、WiFiがない場所でもSIMカードで通信ができます。

右側の側面にはminiHDMIポートがあるのでマルチモニタにも対応しています。

【裏面】

PC本体の裏を見てみると、空気を取り込むためのメッシュ加工が施されていました。滑り止めもついていたので、ゲーム中にずれることもありませんでした。

【キーボード】

キーボードは液晶サイズの関係でぎゅっとコンパクトになっていますが、慣れればタイピングに大きな支障はありませんでした。

マウスなしでもマウスカーソルや左右クリックができるタッチパッドもあります。

キーボードにはLEDバックライトが内蔵されていてゲーミングPCらしくカラフルに光りますが、光量は控えめなので明るいところだと目立ちません。

ちなみに、本体が入っていた化粧箱も高級感があったので物欲がより満たされますね~。

 

OneGx1 Proのベンチマーク

さて次はいよいよ一番気になるゲーミング性能!ということで、ベンチマークの結果を報告します。比較用にゲーミングノートPCとして2021年6月現在発売されているモデルの中から、リーズナブルなグラフィックチップ「GTX1650Ti」を搭載しているゲーミングノートPCのスコアも掲載します。

【3DMark TimeSpy】

3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。GTX1650Ti搭載のゲーミングノートPCと比べるとスコアは低いですが、「OneGx1 Pro」は専用グラフィックチップを搭載していないにも関わらず、「MX350」という専用グラフィックチップを搭載したノートPCを上回るスコアでした。このスコアであれば設定を落とすことで快適にプレイできるゲームは比較的ありそうです。

【比較PC】
GTX1650Tiノート…3781
MX350ノート…1300前後

 【FF14ベンチマーク】

FF14のように発売から年数が経過していたり要求スペックが高くないゲームであればOneGx1 Proで快適に遊べますね。

【比較PC】
GTX1650Tiノート…9592

【FF15ベンチマーク】

FF15は負荷の高いゲームとして有名です。Cyberpunk2077,RDR2など重たいPCゲームを遊ぶのには厳しいです。

【SSDベンチマーク】

OneGx1 ProSではストレージにPCI Express 接続の高速なSSDを採用しているので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。

OneGx1 Proに搭載されているSSDと、旧規格で接続したSSDそして安価なHDDの速度がどれくらい違うのかみてみましょう。

【一般的なSSD】

【一般的なHDD】

SATA接続のSSDと比べてもスコアが高いですし、HDDと比べると雲泥の差です!私もSSDを搭載したゲーミングPCを利用していますがSSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違います。特にノートPC用のHDDはインチが小さいこともあり、購入から年数が経過してくると起動してまともに触れるようになるまで数分待たないといけない状態になりがちなのでSSDの恩恵は大きいといえます。

【WiFi速度テスト】

今回レビューした部屋には最新のWiFiルーターがあり、「OneGx1 Pro」はWi-Fi6(802.11ax)という高速無線通信規格に対応しているので、WiFi接続のスピードテストも実行しました。オンラインPCゲームでは高速かつ安定したインターネット接続環境が快適なゲームライフに欠かせないのですが、「OneGx1 Pro」のせいで遅いということは一切なさそうな結果でした。

ファンの音

OneGx1 Proは公式サイトでもアピールしてあるとおり、冷却性能にも力をいれています。

OneGx1 Proは発熱量の大きい専用グラフィックチップを搭載していないとはいえ、筐体がゲーミングノートと比べて非常に小さいので、ゲーム中など高負荷時の冷却ファンの音は、やはりある程度します。

過去に測定したゲーミングノートPCの騒音量とOneGx1 Proの騒音量を比較してみましょう。

【3DMARKベンチマーク時の最大騒音量】

  • OneGx1 Pro        …55.9dB
  • 他社RTX2080ノートPC   …63.1dB
  • 他社GTX1660TiノートPC   …69.0dB
  • 他社GTX1650TiノートPC   …57.4dB

dB(デシベル)は音の強さを表す単位で5dB以上違うと明らかに騒音量が違うのを実感できます。1-2dB程度ではリアルタイムで比較しないと分からないですね。

当方の測定環境ではうるさいゲーミングノートPCは60dBを超える騒音量で、57~60dBのゲーミングノートPCが一番多いですね。ですので、「OneGx1 Pro」は一般的なゲーミングノートPCより静かといえます。

注意点として、「OneGx1 Pro」に専用コントローラーを接続して、手で持つ場合はPC本体と耳の距離が、通常のノートPC操作時と比べて近くなりますのでFANの音が聞こえやすくなります。

個人の感覚になってしまいますが「OneGx1 Pro」の騒音量は一般的なゲーミングノートPCと比べて静かですし、問題なくゲームプレイできるといえます。ただしゲーミングノートPCを所有したことがない方は、FANの音が思ったよりもするなぁという感想になるかもしれません。

ゲームプレイ時に音が気になる場合はヘッドセットやイヤホンでゲーム音の臨場感を味わいつつ、FANの音をシャットアウトするプレイスタイルが良いですね。

OneGx1 Proでのゲームプレイ

ウルトラモバイルゲーミングPCの初レビューですので、実際にいくつかのゲームを遊んでFPS(1秒間に表示されるコマ数)を測定してみました。

【ゲームタイトル別平均FPS】
※画質の記載がない場合は最高設定

ゲームタイトル 平均FPS
Craftopia 19
APEX:最高 17
APEX:最低 38
Fortnite:最高 21
Fortnite:競技 63
Fortnite:低 88
バイオRE3 27
VALORANT 54
FallGuys 56
LoL 130

 やや軽めか一般的な要求スペックのPCゲームの場合、「OneGx1 Pro」のプレイ時にゲーム内の画質を最高設定にすると快適なFPS値はさすがにでませんが、設定を落とすことで60FPSが出るゲームもあることが分かりました。

また非常に軽いPCゲームタイトルであれば最高設定でも平均50FPS以上でます!

大人気MOBAゲームのLoLは平均130FPSでました。但しWASDキーなどキーボード操作が多いゲームの場合、キーの幅が小さいので指が大きい方は操作に難が出てきそうです。LoLの場合だとQWERキーに指がぎちぎちで収まる感じでした。このあたりは専用コントローラーをうまく活用したいですね。

自宅でじっくり使用する場合はマルチモニタがオススメ

外出時の圧倒的な持ち運びやすさが特徴の「OneGx1 Pro」ですが、自宅で使用される場合はマルチモニタ環境だと、快適性がアップします。

「OneGx1 Pro」はUSB-TypeCが給電に対応していたのでUSB接続1本でマルチモニタ環境が実現できます。PC周りがスッキリして快適ですね。

もちろん「OneGx1 Pro」右側面にあるmicroUSB接続で通常のデスクトップ用モニタとも接続できますよ~。マルチモニタでFortniteをプレイしてみましたがFPSの低下はありませんでした。

USBハブなどを活用すればゲーミングキーボードも繋げます。

みんなのゲーミングPC購入価格

今回OneGx1 Proのレビューを行いましたが、ゲーミングPCは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。

ゲーミングPCの購入価格(2021年~)直近505台
10万円未満 10-14万円台 15-19万円台 20-24万円台 25-29万円台 30-34万円台 35万円以上
142 152 132 64 7 3 5

 ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。

モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっていますが、20万円未満の構成が人気のようです。

テックワン社のOneGx1 Proレビューまとめ

テックワンより販売されている7インチの最新ウルトラモバイルゲーミングPC「OneGx1 Pro」は、インパクト大のコンパクト性が売りで圧倒的に持ち運びやすいゲーミングPCでした。過去に流行したUMPCと違い、性能も格段に向上しており、軽いゲームであれば高いFPSがでましたし、バトロワ系のゲームも設定を落とすことで遊ぶ事が出来ました。

利用方法としては、1台目のメインゲーミングPCとしてではなく、2台目のサブ機として外出時にバックにサッとしまって手軽に持ち運ぶサブゲーミングPCという位置づけで購入されると満足度が高いと感じました。

2021/06/02現在、10%OFFクーポンの配布と専用コントローラーが無料になるキャンペーンが行われているので、お得になっていますよ~

OneGx1Pro公式AmazonSHOP

amzn.to

ゲーミングPCレビュー記事一覧

b2s.hatenablog.com

週間人気ゲーミングPC記事ランキング

<<TOPに戻る>>