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世界で最もPCを出荷している世界最大手PCメーカー【Lenovo(レノボ)】で販売されているゲーミングノートPC「Legion 560」の貸出機をお借りして実機レビューを行いました。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。世界最大手のゲーミングPCをが気になる方は必見です。
2022/07/04 作成
目次
- 目次
- Lenovo公式サイト
- Legion 560について
- Legion 560のスペック
- Legion 560の外観
- Legion 560のベンチマーク
- ベンチマークを動かしてみた感想
- みんなのゲーミングPC購入価格
- 人気ゲームの推奨スペック
- Legion 560まとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気記事ランキング
Lenovo公式サイト
【Lenovo】は世界最大手のPCメーカーです。2020年のPC総出荷台数はなんと7270万台となっており、市場占有率は24%と圧倒的です。世界中のパソコンの4台に1台はLenovo製と考えると驚きです。日本国内でも家電量販店で多くのLenovo製品が並んでいるのでLenovoを知っている方も多いはずです。LenovoではゲーミングPCのネット販売も行っていて専用ページまでありますね。Lenovoは世界最大手のPCメーカーという事で、ゲーミングPCで重要なパーツであるCPUやグラボの新モデルが発売されてすぐに搭載のゲーミングPCが発売されます。国内PCメーカーでは製品によりますが1週間~数か月遅れで新パーツが搭載されたPCが発売されるので、かなりの差があります。
他にはLenovoと言えば、代表的なPCブランド「ThinkPad」がありますね。ThinkPadは長年IT企業のエンジニアなどから愛されてきたブランドです。
Legion 560について
※上記画像は2022/06/30時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するLegion 560のスペックや金額は記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
「Legion 560」はLenovoのゲーミングノートPCの中では比較的お求めやすい製品となっています。
Legion 560のスペック
まずは今回レビューを行うLegion 560のスペックを確認しましょう。
LenovoのゲーミングPCは製品名「Legion 560」の中に複数のモデルが存在しスペックや金額が異なります。
今回レビューを行っている「Legion 560」はモデルが「82JU00CUJP」です。Windows11搭載の「82JU00S6JP」「82JU00SBJP(Office搭載)」もOS以外はほぼ同じスペックですので、この記事を参考にして頂いて問題ありません。
CPUはAMDのRyzen7、グラボはRTX3060という2022年7月時点で最新のミドルレンジグラボが搭載されています。スペックの中で目立つのがSSDの容量が一般的な500GBではなく1TB(1000GB)と2倍の容量がある点です。
液晶も高性能でリフレッシュレートが165Hz(1秒間に165コマ表示可能)となっており、安価なノートPCやデスクトップPC用モニタは60Hzなので、かなりの違いがあります。ゲーム用途で普及が進んできている144Hz液晶より少しだけリフレッシュレートが高いのもうれしいですね。
液晶には高価なIPS液晶が採用されているため発色が良くゲームへの没入感が高いです。
一方で15.6インチのゲーミングノートPCとしては重量が非常に重たい2.4Kgとなっています。ACアダプタやケーブルを含めると約3.4Kgもあるため、外出用としては持ち運ぶのはかなり大変です。後程紹介しますが入出力端子が豊富に搭載されているなど、外出用というよりは自宅用の省スペースなゲーミングPCとして購入されると製品のコンセプトにマッチしやすく満足度が高くなると感じました。
Legion 560の外観
スペックを把握した所で、次はPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
本体カラーは「ファントムブルー」という名称でぱっと見は黒に見えますがよく見ると濃ゆい紺色となっています。艶消しなので指紋が目立ちにくいのがいいですね。
【サイズ感】
Legion560のサイズは横幅362.6×奥行260.6×高さ22.5~25.8mmとなっています。ゲーミングノートPCなのでACアダプタは約1Kgと重く大きさも通常のノートPCより大きいです。
【PC天板と背面】
Legion560の天板には光で虹色に反射するLegionのロゴがありました。
背面に多くの入出力端子が搭載されているのがLegion560の特長でして、
USB 3.1 Type-Cで画面出力と電源供給に対応したポートやUSB 3.0 Type-Aが3つあり、うち1つは電源供給に対応しているほか、外部映像出力用のHDMIコネクタもありました。
【側面と裏面】
側面はUSBコネクタのほかにイヤホンジャックやセキュリティ対策として内蔵カメラをオフにするスイッチがあります。
裏面は一部メッシュ構造になっておりPC内部の熱を効率よく逃がせるようになっていました。
【キーボードとタッチパッド】
Legion 560のキーボードは通常のノートPCのようにホワイトカラーの控えめなLEDバックライトとなっています。
Legion 560のベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として現在最もシェアのある2世代前のグラボGTX1060 6GBを搭載したデスクトップPCのスコアと現在も発売されているエントリークラスのグラボGTX1650を搭載したゲーミングノートPCのスコアを掲載します。
解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.Ryzen7 1700,GTX1060 6GB,メモリ16GB
2・i5-10300H,GTX1650,メモリ16GB
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。現在最も使用率の高いGTX1060を大幅に上回っています。
- GTX1060デスク…4423
- GTX1650ノート…3781
「3DMark TimeSpy」は非常に有名なPCゲーム用ベンチマークですので、追加で様々な比較を行います。
RTX3060ノート同士で比較
私が過去に実機レビューを行ったRTX3060搭載のゲーミングノートPC同士でスコアを比較してみます。
- Legion 560…8702
- i7-11800H…8645
- i7-11800H…8536
- Ryzen5 5600H…8135
- i7-10875H…7897
取捨選択せず私が実機レビューを行った全てのRTX3060搭載ゲーミングノートPCのスコアを記載しましたが「Legion 560」が一番スコアが高いという結果になりました。
モード切替機能もチェック
ゲーミングノートPCはほとんどの機種で性能を切り替える機能が搭載されています。
「Legion 560」も「Fn」キーと「Q」キーを同時押しすると3種類のモードに切り替わります。
現在のモードはキーボード上の電源ボタンの色で教えてくれるので分かりやすいですね。
モード別のTimeSpyスコアと騒音量
- パフォーマンス…8702 62.1dB
- バランス …8019 55.2dB
- 静音 …7470 43.2dB
パフォーマンスモードはノートPCのファン音のうるささよりもFPSや画質を重視したい時に使用するモードです。パワー系なモードですね。重たくないゲームであればバランスモードが名前の通り一番騒音量と性能のバランスが取れていると感じました。静穏モードは他社の静穏モードと比較した際に、かなり静かになりつつ性能がそこまで犠牲になっていないのがとても優れている点なのですが、SSDの電力消費も抑えているようでゲームの起動やロード時間がAPEX LEGENDSで検証したところ2倍近く増加しましたのでロードが頻繁に発生するゲームでは不向きです。
モード切替をうまく使えばゲームプレイがより快適になりそうです。
「Legion 560」にはモード切替だけでなく「Lenovo Vantage」という専用ソフトから「ネットワークブースト」などゲームプレイ時に役立つ機能が複数利用できるので便利です!
ベンチマーク結果に戻ります。
【FF14ベンチマーク】
FF14の暁月の終焉最新版ベンチマークも回してみました。FF14などの発売から年数が経過しているゲームはLegion 560のスペックだとかなり余力があります。
- GTX1060デスク…10001
- GTX1650ノート…10590
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名ですね。FF15やBF2042などの重たい部類のゲームは最高設定だと厳しいタイトルもありますが、設定をある程度落とすことで十分快適に遊べます。
- GTX1060デスク…4791
- GTX1650ノート…4213
【SSDベンチマーク】
このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。
Legion 560ではストレージに通常のSSDより更に高価で高速なNVMeSSDを採用しています。PCゲームでのNVMeSSDの恩恵は起動時やロード画面がHDDと比べて大幅に短縮される点です。
SSDはHDDと比べるとかなり読み書きが高速となっているので比較してみましょう。
【一般的なSSD】
【一般的なHDD】
一般的なSATA接続のSSDと比べても、スコアがかなり高いことが分かりますね。SSDでのPC動作を体験したらHDDのパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。
【VRベンチマーク】
VR性能を測定するために使用したSteamVRはテストされたフレームの数値を参考にします。Legion 560はノートPCなのでVRには不向きです。VRゲームを遊ぶ場合はデスクトップのゲーミングPCを購入されてください。
ベンチマークを動かしてみた感想
Legion 560は現在利用者の多いGTX1060 6GB搭載のデスクトップPCより性能面で大きく上回っており最新の重たいゲームも中設定以上で遊ぶことが出来るスコアでした。印象としては同じRTX3060搭載の他社ゲーミングノートPCよりTimeSpyのスコアが高い一方で重量は重たくパワー系なゲーミングノートPCです。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回Legion 560をレビューしましたが、LenovoのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は20万1671円(税込)となりました。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
15万円~24万円付近でRTXグラボを搭載したミドルレンジよりもハイスペックなゲーミングPCが人気のようです。
人気ゲームの推奨スペック
ここ数年に発売された大型タイトルや、以前からロングヒットを続けているタイトルの推奨スペックをまとめてみました。
※赤文字のタイトルはメモリ12GB~16GB推奨
上の表を見るとCPUにi7(ryzen7)。グラボにGTX1660を搭載しておけば大抵のゲームは推奨スペックを満たせることが分かりますね。
但し推奨スペックというのはフルHD(1920x1080)解像度のモニタでゲーム内画質を中程度にした場合60FPSが出る目安となる事が多く、ゲーム内画質を高設定にすると推奨スペックに記載されているPCスペックでは性能が足りませんので推奨スペックを上回るゲーミングPCを所有することが重要です。
その点、「Legion 560」はGTX1660より3グレード高いRTX3060を搭載しているため、多くのゲームにおいて快適に遊ぶ事が出来ます。
Legion 560まとめ
【Legion 560】は、有名なベンチマーク「TimeSpy」において私が過去にレビューを行った他社のRTX3060搭載ゲーミングノートPCよりスコアが高く、同じRTX3060搭載ゲーミングノートPCの中でも非常にパワフルでした。一方で重量は重たい部類なので、主に自宅で使用する省スペースなゲーミングPCとしてオススメできます。
そのほかにも様々なモデルがあるLenovoをチェックしてみてみましょう!
【Lenovo公式サイト】
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