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カラフルで見栄えのよいゲーミングPCを販売しているマイニングベースより「Astromeda AQUA i9-9900K RTX2080Ti」の貸出機をお借りして実機レビューを行いました。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。光るゲーミングPCが気になる方必見です。
2020/02/12 作成
2020/02/15 更新
目次
- 目次
- マイニングベース公式サイト
- Astromeda AQUAについて
- Astromeda AQUACore i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiのスペック
- Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiの外観
- Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 TiのPC内部
- Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiのベンチマーク
- ベンチマークを動かしてみた感想
- PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
- みんなのゲーミングPC購入価格
- 人気ゲームの推奨スペック
- Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiまとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気記事ランキング
マイニングベース公式サイト
マイニングベースは2018年に設立された新しいゲーミングPCのBTOメーカーです。設立して約3か月で売り上げが1億円を超えているので、売れ行きも好調のようですね。
表示価格もわかりやすい
BTOゲーミングPCでありがちなのが価格は税別表記でカートに入れて注文しようとすると送料(3000円程度)と消費税10%がいつのまにかプラスされ、いざ注文を確定しようとしたときに最初の価格よりかなり割高になってしまう事があるんです。マイニングベースでは最初から送料も消費税も込みなので、安心して予算内でPCをチョイスすることが出来ます。
Astromeda AQUAについて
マイニングベースでは「Astromeda」というブランド名でBTOゲーミングPCを販売しています。Astromedaブランドの特徴はなんといっても光り輝くゲーミングPC本体でしょう。
次世代イルミネーションゲーミングPC「Astromeda(Black)」公式紹介ムービー
すんごい光ります!マザボとPC本体FANのイルミネーションパターンは調整できるのでおとなしめのイルミネーションにすることも可能ですよ。
AstromedaにはAstromeda AQUAというモデルも用意されていて、こちらはCPUが水冷式となっています。今回レビューするのはAstromeda AQUAのi9-9900K + RTX2080Tiを搭載したモデルです。
※上記画像は2020/02/11時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するAstromeda AQUAのスペックや金額は記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
Astromeda AQUAの中でも最上級モデルですね!
Astromeda AQUACore i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiのスペック
まずは今回レビューを行うAstromeda AQUAのスペックを確認しましょう。
CPUは2020年02月時点での最新i9を搭載しています。グラボも最新RTXシリーズで一番性能高いRTX2080Tiですね。メモリやストレージは利用者のニーズに合わせてアップグレードする形になっており、デフォルトでのスペックは控えめとなっています。
レビュー機はメモリがLED付き16GB。ストレージにHDDを追加したアップグレードが適用されたスペックでした。
メーカー製パーツを多く採用
Astromeda AQUAの特徴として各種パーツに、安価なノーブランドのOEMではなくPCパーツとして一般販売されているメーカー製のパーツが数多く採用されています。
【マイニングベース公式製品HPに記載されている型番の一部】
マイニングベースの製品ページにも型番がしっかり書かれているので安心です。
PC内部のスペースを最適化
PC本体のサイズは公式製品ページに記載がなかったのでこちらで測定しました。一般的なゲーミングPCケースと比べると使用頻度が大きく減少したDVDドライブのスペースをなくし、SATAHDDをケース下部、SATASSDをマザボ裏側のスペースに収めることで奥行きが10㎝ほど短くなっています。その割にマザーボード周辺はスペースにゆとりがあるのでメンテナンスも楽ですね!
オプション品について
このモデルにはキーボードとマウスは付属していないので、お持ちのものを再利用するか別途購入しましょう。
マイニングベースに限らずBTOメーカーのゲーミングデスクトップPCはモニタSETと明記されていない限り、モニタはついていません。既存のモニタを再利用するかカスタマイズでモニタを追加しましょう。既存モニタを再利用する場合、接続コネクタが合うか製品ページのグラボ仕様欄の確認が必要です。
カスタマイズについて
i9-9900KとRTX2080Tiを搭載したハイスペックPCですのでその他のパーツもそれに見合った性能にしたほうが良いでしょう。
具体的には、まずSSDはアップグレード前だと容量が240GBしかないので、500GBのM.2SATA SSD以上へのアップグレードをオススメします。理由は最近の大型PCゲームではクライアント容量が100GBを超えるタイトルも出てきており240GBだと容量管理に苦労するからです。
動画や高画質の写真を大量にPCへ保管したい方はHDDを追加した方が良いですね。
メモリはアップグレード前が8GBなので必ず16GBにアップグレードされてください。i9-9900KとRTX2080Tiの構成でメモリが8GBだとメモリ容量がボトルネックになって性能が引き出せない場面が多くなります。重たいPCゲームはメモリの推奨スペックが12~16GBとなっているのでCPUとグラボの性能を活かすために必ずメモリは16GBにしましょう。
Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiの外観
スペックを把握した所で、次はPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
正面には吸気用のLED3連ファンが搭載されています。こちらのイルミネーションは調整が可能です。
【PC背面】
背面は一般的なゲーミングPCケースですね。
今回レビューしている機種はマザーボードに2万5千円もするAsRockの「Z390 Phantom Gaming7」を採用しているので、接続端子が非常に豪華です。2.5GBの高速有線LANや10Gb/sに対応したUSB3.2 Gen2のポートがTypeAとTypeCそれぞれ一つずつありますし、そのほかの8つのUSBポートも全てUSB3.2Gen1に対応しています。USBポートの速度が速いとUSB接続でつなぐ周辺機器とのデータ伝送が高速になるのでなにかと便利ですね。
グラボの映像出力は「USB Type-C・HDMI・DisplayPort」が用意されています。USB Type-Cは高級なグラボに搭載される傾向にあり、将来的にVR機器への接続が1ケーブルで済むようになるメリットがあります。
【側面と上部】
左側面は透明なパネルになっており鑑賞性が高いPCケースとなっています。
上部には電源スイッチやUSBポートのほかに
PCケースFANのイルミネーションパターンを変更するボタン(上の画像で赤枠の部分)があります。イルミネーションパターンはシンプルな単色や動きの多いレインボーなど10種類以上のパターンがありました。
個人的には完全にイルミネーションをOFFにするパターンもあるとより使い勝手が良かったかなぁと感じたのですが、イルミネーション切り替えボタンを長押しするとOFFに出来ました!便利!
【底部】
底部はシンプルですね。電源の排気部分は取り外し可能なメッシュ構造になっていました。
Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 TiのPC内部
【サイドパネルを外した状態】
透明なパネルはドライバなしで簡単に取り外し可能です。Astromeda AQUAは先ほど解説したようにSATAHDDやSSDが裏面や下部に格納されているのと裏配線なのでマザボ周辺は非常にスッキリしています。
RTX2080TiのグラボはPalitのGAMING Proでした。(OC版かは不明)グラボもノーブランドのOEM品ではなくメーカー製ですね。Palitの世界的な評価は比較的良い傾向にあります。よりメジャーなメーカーの下位ブランドより優れているとの意見が複数確認できました。
AstromedaAQUAはCPUの冷却方式が水冷となっています。アイドル時のFAN音は吸気用にPC前面にファンが3つ搭載されていることもあり、やや大きめかなという印象でした。i9-9900KとRTX2080Tiという非常に高性能で発熱量も多いスペックですので、PC内部が熱くなって性能が低下したり寿命が短くなるよりは良い気がします。冷却性能に優れているのか後程紹介するベンチマーク中などの高負荷時もMAXまでファンが回らず余力がありました。
Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として現在最もシェアのある1世代前のグラボGTX1060 6GBを搭載したPCと現行の売れ筋スペックであるi7-9700K + RTX2070SUPERを搭載したPCのスコアを記載します。
解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.Ryzen7 1700,GTX1060 6GB,メモリ16GB
2.i7-9700K,RTX2070SUPER,メモリ16GB
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。現在最も使用率の高いGTX1060を大幅に上回っています。
- GTX1060…4423
- RTX2070S…9520
【FF14ベンチマーク】
FF14の漆黒のヴィランズ最新版ベンチマークも回してみました。FF14などの発売から年数が経過しているゲームは最高画質でもかなり余裕です。
- GTX1060…10001
- RTX2070S…17221
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名ですね。FF15やBF5、RDR2などの重たい部類もゲームも高設定以上で快適に遊べます。FF15ベンチマークでは比較機能も付いているので確認してみましょう。
Astromeda AQUAはRTX2080Tiを搭載したゲーミングPCの平均スコアより高いスコアが出ていますね。CPUに高性能なi9-9900Kを搭載していることも関係しているでしょう。
【SSDベンチマーク】
このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。AstromedaAQUAではSSDを搭載しておりゲーミングPCとしてのストレージはSSDがマストなレベルで普及しています。
SSDはHDDと比べるとかなり読み書きが高速となっているので比較してみましょう。
【一般的なHDD】
一般的なSATA接続のSSDと比べると、スコアがかなり高いことが分かりますね。SSDでのPC動作を体験したらHDDのパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。
【VRベンチマーク】
VR性能を測定するために使用したSteamVRはテストされたフレームの数値を参考にします。Astromeda AQUAの場合、HTC VIVEなどのVR機器の最低動作スペックを大きく上回っているのでVRゲームも快適に遊ぶことが出来ます。
ベンチマークを動かしてみた感想
AstromedaAQUA i9-9900K|RTX2080Tiは現在利用者の多いGTX1060 6GBと比べると圧倒的に優れており、現行モデルの人気構成i7-9700K+RTX2070SUPERと比較しても明らかに性能が高くなっていました。最新の重たいゲームも高設定以上で快適遊ぶことが可能です。冷却性能がよいのかベンチマーク時もあまりうるさくありませんでしたね。
PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
Androidスマホで遊べるゲームやアプリはPC上に仮想Androidエミュレータ(NOXなど)をインストールする事によりパソコンで快適に遊ぶことが出来ます。AndroidエミュレータはPCのスペック(CPU・メモリ・グラボ)を使うのでゲーミング用途ではないPCでは動作が重たくなってしまいます。スペックの高いでAstromeda AQUA i9-9900K|RTX2080TiであればPCゲームで遊びながらスマホゲームもPCで起動可能です。
【Androidエミュレータを4つ起動した状態例】
AstromedaAQUAだと4つの仮想AndroidをPCで同時起動してもなおまだ余力があるスペックになっています。別々のスマホゲームを同時に遊んだり、お気に入りのスマホゲームを複数アカウントでプレイする事で他人より有利に遊ぶことが出来ます。(例えばサブアカウントでゲーム内アイテムやゲームマネーを稼いでメインアカウントに集めたり、リセマラを効率よく行うなど)
スマホゲームをPCでプレイするメリットはその他にも
- スマホで他の事が出来る
- スマホの電池が消耗しない
- Androidエミュレータの便利機能で簡単な操作であれば自動化できる
などがあります。私もスマホのMMORPGゲームはゲーミングPCでPCゲームと同時に遊んでいます。とあるスマホ人気ゲームではゲーミングPCでの多重起動リセマラを行うことで、ガチャを数十万円分回してようやくでる確率のキャラを手軽に無料でGETしちゃいました。
ゲーミングPCはスマホゲーマーの方にも是非使いこなしてほしいですね。私の周りにいる廃課金やランキング上位などのガチ勢はスマホ・タブレット・ゲーミングPCの3つを全て駆使して遊んでいます。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回Astromeda AQUAの最上位モデルをレビューしましたが、マイニングベースのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
AstromedaAQUAはSSDを500GBにしてメモリを16GBにすると32万6千円(記事執筆時)になるので平均と比較してもかなり高級な部類になります。AstromedaAQUAに搭載されているRTX2080Tiは全世界のゲーマーのうち0.7%しか所有できていないハイエンドグラボなので所有することで自慢の1台となりますね。
人気ゲームの推奨スペック
次は2018年以降に発売された大型タイトルや以前からロングヒットを続けているタイトルの推奨スペックをまとめてみました。
※赤文字のタイトルはメモリ12GB~16GB推奨
上の表を見るとCPUにi7(ryzen7)。グラボにGTX1060 6GBを搭載しておけば大抵のゲームは推奨スペックを満たせることが分かりますね。
但し推奨スペックというのはフルHD(1920x1080)解像度のモニタでゲーム内画質を中程度にした場合60FPSが出る目安となる事が多く、ゲーム内画質を高設定や最高設定にすると推奨スペックに記載されているPCスペックでは性能が足りませんので推奨スペックを上回るゲーミングPCを所有することが重要です。
Astromeda AQUA i9-9900K | Nvidia RTX 2080 Tiまとめ
最新のIntelハイエンドCPU「i9-9900K」とRTXシリーズの超ハイエンド最新グラボ「RTX2080Ti」を搭載しPCケースとPC内部のイルミネーションがゴージャスなAstromedaAQUA i9-9900K|RTX2080Ti は、最新ゲームを高設定以上で快適に遊ぶだけでなくゲーミング部屋を鮮やかに彩る事が出来るので外観にもこだわりたい高級志向な方にオススメできるゲーミングPCです。
そのほかにも様々なモデルがあるマイニングベースをチェックしてみてみましょう!
【マイニングベース公式サイト】
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