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ゲーミングPC大手のドスパラで販売されているゲーミングPC「ガレリアRT5」の貸出機をお借りして実機レビューを行いました。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。価格を抑えつつも多くのゲームの推奨スペックを満たすゲーミングPCを求めている方は必見です。
2019/10/02 作成
目次
- 目次
- ドスパラ公式サイト
- ガレリアRT5について
- ガレリアRT5のスペック
- ガレリアRT5の外観
- ガレリアRT5のPC内部
- ガレリアRT5のベンチマーク
- ベンチマークを動かしてみた感想
- スマホゲームをパソコンで遊ぶためのPCとしてもオススメ
- みんなのゲーミングPC購入価格
- 人気ゲームの推奨スペック
- ガレリアRT5レビューまとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気記事ランキング
ドスパラ公式サイト
ドスパラ はゲーミングPCのネット販売で有名な会社です。私が初めてゲーミングPCを購入したのもドスパラでした。2008年の事なので、もう10年以上昔ですね。9800GTXグラボを搭載したモデルを購入したのを覚えていて、2011年まで愛用していました。このブログを始めてからは度々ドスパラと他社と比較してきましたがスペックに対して価格が抑えられている傾向にありコスパの良いゲーミングPCがそろっています。販売台数が多い分、1台当たりの利益が少なくても成立するのかなと想像出来ます。
主要ゲーミングPCメーカーのなかで2019/10/02現在、唯一キャッシュレス決済還元5%に対応しており、増税後更にコスパが良くなったメーカーです。
ガレリアRT5について
※上記画像は2019/10/02時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するガレリアRT5のスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
公式ページ:【ガレリアRT5製品リンク】
最新のRyzenCPUを採用していて、ミドルレンジ帯のコスパが良いゲーミングPCを求める方にうってつけの構成となっています。Intelのi7搭載モデルと比べると2万円近く安いのでゲーム配信やエンコードなどCPU負荷がかかる作業を行わない方にオススメです。
ガレリアRT5のスペック
まずは今回レビューを行うガレリアRT5のスペックを確認しましょう。
グラボは2019年2月に発売されたGTX1660Tiが搭載されています。GTX1660TiはGTX1070を上回る性能です。既存PCゲームの大半は推奨グラボがGTX1060以上となっているので、中画質~高画質でほとんどのゲームを遊ぶことが可能になります。
GTX1660Tiはミドルレンジグラボの中で最も人気で、単体価格も発売からあまり下がっていません。そんな状況でガレリアRT5の価格は驚きです。
CPUはコスパの良さでここ数年人気が高まっているAMDのRyzen 5を採用しています。Ryzenの3000シリーズは2019年7月に発売されゲーミング性能の向上も売りの一つとなっています。
※2019/10/10追記:現在はCPUがRyzen3600からRyzen3600Xに無料アップグレード中です。単体価格で3600Xのほうが約5,000円高いにもかかわらず価格は据え置きなので、さらにコスパがよくなっていますね。(レビュー機は3600)--追記ここまで
価格を抑えたモデルにも関わらずストレージにSSD+HDD構成を採用しているのも高評価ですね。
カスタマイズするのであればメモリを8GBから16GBにするのが第一候補でしょう。
このモデルにはキーボードとマウスは付属していないので、お持ちのものを再利用するかカスタイマイズで追加しましょう。カスタマイズで追加可能なドスパラオリジナルキーボードとマウスは安いのに中々の品質です。
ドスパラに限らずBTOメーカーのゲーミングデスクトップPCはモニタSETと明記されていない限り、モニタはついていません。既存のモニタを再利用するかカスタマイズでモニタを追加しましょう。既存モニタを再利用する場合、接続コネクタが合うか製品ページのグラボ仕様欄の確認が必要です。
ガレリアRT5の外観
スペックを把握した所で、次はPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
PC正面にはUSBとSDカードのコネクタ、電源スイッチなどがあって、ドスパラのゲーミングPCブランドロゴ「GALLERIA」のプレートがキラリと光っています。
※写真は以前撮影したドスパラの別モデルですが、サイズ感はほぼ同じです。
ガレリアRT5はミニタワーサイズとなっており、通常のゲーミングPC(写真左)より省スペースで取り回しがしやすくなっています。ドスパラの人気1位モデルガレリアXFと比べると横幅が約2cm・高さが約5cm・奥行きが約8cmコンパクトになっています。
設置時やPC内部清掃時、引っ越しの時など軽くて小さいことは何かと便利なので、初めてゲーミングPCを購入する方や女性にもオススメできますね。
【PC背面】
USB端子の数は正面に2個、背面に6個と豊富ですね。グラボの出力端子は「HDMIとDVIそしてDisplayPort」になっています。
【側面】
側面は一部がメッシュ構造になっており、PC内部に熱がこもりにくいようになっています。
【上部及び底部】
上部と底部はシンプルな構造になっています。
ガレリアRT5のPC内部
【サイドパネルを外した状態】
背面の大きな黒いねじを外してサイドパネルを横にずらすとPCの内部が確認できます。ケーブル等はきれいに束ねられていました。
ドスパラのゲーミングPCではPalit製のグラボが採用されています。ドスパラがPalit製グラボの国内で唯一の正規代理店となっており販売店でもあるため[輸入代理店⇒販売店間]のマージンがなく安価でグラボをユーザーに提供できる仕組みになっています。ドスパラのデスクトップゲーミングPCのコスパが良いのもこの仕組みが関係ありそうですね!
グラボを差すスペースにはHDDを搭載するケースがないので、将来的に最新グラボや1グレード上のグラボを購入してパワーアップさせたいときにスペース的な問題を気にせずに済む将来性も備えています。
ガレリアRT5のベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象として現在最もシェアのある1世代前のグラボGTX1060 6GBを搭載したPCのスコアを記載します。このPCは2017年秋に約18万円で購入しました。
他には2019年4月にガレリアRT5より2万円高い13万円で販売されていたi7-8700+GTX1660Tiのスコアも掲載しています。
解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.Ryzen7 1700,GTX1060 6GB,メモリ16GB
2.i7-8700,GTX1660Ti,メモリ8GB
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。現在最も使用率の高いGTX1060を大きく上回るスコアになりました。
更に、intelのハイエンドCPUi7-8700を搭載した際のスコアより僅かに高いことも好印象ですね。
- GTX1060…4423
- i7-8700>X1660Ti…6278
【FF14ベンチマーク】
FF14の漆黒のヴィランズ最新版ベンチマークも回してみました。FF14などの発売から年数が経過しているゲームはガレリアRT5だと、かなり快適に遊べます。
- GTX1060…10001
- i7-8700機…14678
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名ですね。FF15やBF5、Anthemなどの重たい部類の最新ゲームは最高設定は若干厳しく、中~高設定でプレイする必要があります。
FF15のベンチマークではソフトに他のグラボとの比較機能が付いていますので見てみましょう。
2世代前のハイエンドグラボGTX980Ti(発売当時グラボ単体で10-13万円)を上回るスコアです。GTX1660Tiの平均スコアより高くなっているのは最新のCPUを搭載している影響が考えられます。
【SSDベンチマーク】
このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。
ガレリアRT5ではストレージにSSDを採用しています。SSDはHDDと比べるとかなり読み書きが高速となっているので比較してみましょう。
【一般的なHDD】
一般的なSATA接続のSSDと比べると、スコアがかなり高いことが分かりますね。SSDでのPC動作を体験したらHDDのパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。
ベンチマークを動かしてみた感想
ガレリアRT5は軽い部類のゲームであれば最高設定で遊べるスペックとなっています。例えばLoLやFORTNITE、Rainbow six siege、Dead by Daylightなどロングヒットを記録しているゲームなどが挙げられます。BF5やモンハン、FF15などの重たいゲームは最高設定で遊ぶのは難しいため中設定~高設定で遊べるスペックです。
ベンチマークのスコアを2017年に購入したGTX1060 6GB & Ryzen7のPC(約18万円)と比較するとスコアで大きく上回っており、4月までドスパラで発売していたi7-8700+GTX1660Tiとほぼ同じスコアが出ているにも関わらず価格は2万円安くなっていますので、コスパ的には非常に優秀な事が分かりました。
スマホゲームをパソコンで遊ぶためのPCとしてもオススメ
Androidスマホで遊べるゲームやアプリはPC上に仮想Androidエミュレータ(NOXなど)をインストールする事によりパソコンで快適に遊ぶことが出来ます。AndroidエミュレータはPCのスペック(CPU・メモリ・グラボ)を使うのでゲーミング用途ではないPCでは動作が重たくなってしまいます。軽いPCゲームであればガレリアRT5であればPCゲームで遊びながらスマホゲームをPCで起動可能です。
【ガレリアRT5にてAndroidエミュレータを4つ起動した状態】
Androidエミュレータ専用として利用する場合はガレリアRT5だと4つ以上の仮想AndroidをPCで同時起動できる(PCゲームを同時に起動しない場合)ので、別々のスマホゲームを同時に遊んだり、お気に入りのゲームを複数アカウントでプレイする事で他人より有利に遊ぶことが出来ます。(例えばサブアカウントでゲーム内アイテムやゲームマネーを稼いでメインアカウントに集めるなど)
スマホゲームをPCでプレイするメリットはその他にも
- スマホで他の事が出来る
- スマホの電池が消耗しない
- Androidエミュレータの便利機能で簡単な操作であれば自動化できる
などがあります。私もスマホのMMORPGゲームはゲーミングPCで遊んでいます。NOXでより多くのAndroidエミュレータを起動したい場合、ガレリアRT5のスペックだとメモリ8GBがボトルネックになってくるのでメモリを16GBにすると更に多くの仮想スマホをPC内に起動可能です。ゲーミングPCとしてもメモリ16GBにしておけば、より複数のソフトやアプリを起動できますので、予算が許すのであればメモリを16GBにしておきましょう。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回ガレリアRT5をレビューしましたが、ドスパラのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
人気ゲームの推奨スペック
2018年以降に発売された大型タイトルや以前からロングヒットを続けているタイトルの推奨スペックをまとめてみました。
これを見るとCPUにi7(ryzen7)。グラボにGTX1060 6GBを搭載しておけば大抵のゲームは推奨スペックを満たせることが分かりますね。重たい最新のPCゲームを最高画質で遊びたい場合はガレリアRT5だと性能不足になってしまう点は認識しておきましょう。
ガレリアRT5レビューまとめ
最新グラボGTX1660Tiと発売されたばかりのAMD Ryzen5 3600 CPUを搭載した【ガレリアRT5】 は多くの最新ゲームを中設定以上で遊べるゲーミングPCをコスパ良く購入したい方向けのモデルとなっています。重たいゲームを最高画質で遊ぶには若干性能不足ですが、ロングヒットを記録している軽めのゲームは最高画質で遊べますし、最新ゲームも中~高設定画質であれば快適にプレイ出来ます。
また、スマホゲームをPCで快適に遊ぶ用途としても適しており、PCゲームとスマホゲームの両方を遊ぶ方にも向いていますね。
最新ゲームをより高画質で遊びたい方は、人気1位の【ガレリアXF】 がオススメです。そのほかにも様々なモデルがあるドスパラをチェックしてみてみましょう!
【ドスパラ公式サイト】
ゲーミングPCレビュー記事一覧
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