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【ドスパラ】ガレリアGCR1650GFレビュー

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ガレリアGCR1650GFレビュー

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ゲーミングPC大手のドスパラで販売されているゲーミングノートPC「ガレリアGCR1650GF」を借りて実機レビューを行いました。PCの写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。

2019/10/15 作成
2019/10/18 公開

目次

ドスパラ公式サイト

ドスパラ はゲーミングPCのネット販売で有名な会社です。他のドスパラ機のレビューでも前置きで触れていますが、私が初めてゲーミングPCを購入したのもドスパラでした。2008年の事なので、もう10年以上昔ですね。9800GTXグラボを搭載したモデルを購入したのを覚えていて、2011年まで愛用していました。このブログを始めてからは度々ドスパラと他社と比較してきましたがスペックに対して価格が抑えられている傾向にありコスパの良いゲーミングPCがそろっています。販売台数が多い分、1台当たりの利益が少なくても成立するのかなと想像出来ます。

ガレリアGCR1650GFについて

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※上記画像は2019/10/15時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。

 公式サイト:製品ページはこちら

ゲーミングノートPCの中で1位にランクインしており、2位や3位のモデルよりも価格が安いため価格を抑えつつも最新ゲームや人気ゲームを遊びたい方に人気があるようです。

ドスパラ|ゲーミングノートPC1位

税込みでも11万円を切っていますからね。割高な傾向にあるゲーミングノートPCとしては破格の安さです。

ガレリアGCR1650GFのスペック

 まずは今回レビューを行うガレリアGCR1650GFのスペックを確認しましょう。

メインスペック
OS Windows10 Home 64bit
CPU Core i5-9300
グラボ NVIDIA GeForce GTX1650
+ インテル UHDグラフィックス630
メモリ 8GB DDR4(8GB x1)
ストレージ 512GB NVMeSSD
ディスプレイ 15.6インチ非光沢ワイド 1920x1080解像度
LEDバックライト
マザーボード インテル チップセット
その他スペック
光学ドライブ なし
カードリーダー SDカードリーダー (SDXC対応)
無線LAN IEEE802.11 ac/a/b/g/n
オフィスソフト なし(カスタマイズで追加可能)
重量 2.03Kg
サイズ 360(幅)×245(奥行き)×26.4(高さ) mm
保証 保証期間1年


グラボは2019年に発売された最新グラボGTX1650を搭載しています。ガレリアGCR1650GFの特徴としてCPUにi5を採用することで低価格・低発熱・省電力化を実現しています。ゲーミングノートPCには上位のi7が搭載されることが多いのですがGTX1650だとCPUがi5でもボトルネックにならない(後程記載するレビュー機でのゲームプレイ時に体感しました)ようなので、お得な組み合わせといえます。

全体的なスペックと価格をてらしあわせると、かなりバランスのとれた構成に仕上がっています。

ドスパラで販売されているノートPCモデルの違い

ドスパラのノートモデル

ドスパラでは自社ブランドのゲーミングノートPCが3シリーズ発売されています。今回レビューするGTX1650を搭載したモデルでは2種類用意されていて

17インチのモデルと今回レビューしている緑の15.6インチのモデルがあります。モニタサイズが違い、17インチのモデルは約2インチアップするかわりに約2万円UPしてしまうので、15.6インチモデルの方が人気が高くなっています。

そしてゲーミングノートPC用のグラボには「MAX-Q」というタイプがあり、こちらを搭載したモデルが各社から販売されています。ドスパラでもRTX2070にMAX-Qモデルがあって、価格が安いため1位になっていた時期もありました。

「MAX-Q」とは、より薄いノートPCにも搭載可能なグラボで消費電力も抑えられています。デメリットとしては薄くなり消費電力も抑えられた事で性能が低下します。同じRTX2070でも通常タイプとMAX-Qタイプでは明らかに通常タイプの方が性能が優れています。今回のレビューするモデルには「MAX-Q」モデルはないので気にする必要はありませんが知識として覚えておきましょう。

デュアルディスプレイのススメ

15.6インチ液晶を採用しているガレリアGCR1650GFですが、自宅で利用する際は、モニタを1枚接続してデュアルディスプレイにするとより快適なPC環境になります。

デュアルモニタ

ゲームをノートPC本体に表示しつつ、もう一枚のモニタでネットの攻略サイトやDISCORDを開いたり動画を観たりとかなり便利です。

上の写真のようにゲーム配信を行う時は、ほぼ必須といえるでしょう。

ガレリアGCR1650GFで実際にLoLのゲーム配信を行ってみましたが、LoLのように軽いゲームであれば配信中も重たくなったりすることはありませんでした。

カスタマイズでモニタを追加してもいいですし、お持ちのモニタを利用しても構いません。ガレリアGCR1650GFにはHDMIとminiDPコネクタが用意されていますのでHDMIまたはminiDPコネクタ接続が可能なモニタを選んでください。

カスタマイズについて

このモデルは最初からリーズナブルな価格帯のモデルとしてバランスが整っているので、必須のカスタマイズはないように感じます。Office製品(WordやExcel)や周辺機器など用途に応じて追加しましょう。メモリを16GBにしてもいいですね。

ガレリアGCR1650GFの外観

スペックを把握した所で、次はノートPC本体の外観をチェックしましょう。

【PC正面】

GCR1650GF|外観

サイズ感としては一般的なノートPCと同程度の大きさです。

すっきりした今風のデザインだなと思ったら、モニタの外枠にナローベゼルを採用していますね。外枠の幅が狭い事でゲーム画面の臨場感がUPします。

サイズ感

A4ノート2枚分よりもやや小さいサイズとなっているので持ち運びも比較的楽ですね。重量も約2キロとゲーミングノートPCとしては軽いほうです。

ACアダプタは一般的なノートPCより大きくなってしまいますが、RTX2070など更に電力を必要とするモデルよりはACアダプタの厚みや大きさはコンパクトになっています。ほぼ自宅のみで使用する場合もゲーミングデスクトップパソコンよりは小さいスペースで済むので結婚している友人やゲーム仲間から、「大きなゲーミングデスクトップPCの購入を嫁さんに反対されたけど、ゲーミングノートだったらOKだった!」という話をチラホラ聞くので外に持ち運ぶわけではないけど、ゲーミングノートPCの特徴である省スペースを重視して購入する方もいらっしゃるようです。

【キーボード】

キーボード

キーボードはキラキラ虹色に光っています。ゲーミングPCって感じですね!これまで色々なゲーミングデバイスを見てきましたがゲーミング用のキーボードって大抵虹色に光っているんですよね。以前までは「その機能いる?」って思ってたのですが実物を色々触ってみると、かっこいいしなんかテンションあがってきます。

キーボード2

おしゃれなキーボードフォントとあいまって近未来感が漂うナイスなデザインです。設定でオフにも出来ますので、不要だと思う方も問題ないでしょう。

レビュー時に実際に文章入力やゲームプレイ時にキーボード操作を行いましたがタッチ感が良好な上、打鍵音もうるさくなかったので違和感なくキーボード操作が可能でした。一点だけ不満点があるとすればエンターキーが小さめな点ですが、レビューの後半では気にならなくなってきたので慣れの問題でしょう。

【側面】

ガレリアGCR1650GF|左側面

横から見てもキーボードのグラデーションはキレイですね~。左側面にはLANケーブルの挿し口やUSBポート、イヤホンとマイク端子の挿し口がありました。

ガレリアGCR1650GF|右側面

反対側にはUSB端子とSDカードを挿入できる口が用意されています。ゲーミングノートPCって最初はもっと分厚いのを想像していましたがドスパラのゲーミングノートって薄いんですよね。

【背面】

ガレリアGCR1650GF|裏

ノートPCを裏返した状態です。効率よく冷却できるようにメッシュ部分が多くなっています。

ガレリアGCR1650GF|こだわり

少々マニアックになってしまいますが、ガレリアGCR1650GFの冷却と低騒音化に対するこだわりを発見しました。裏面にはゴムパッドが角に4か所ついていて、後ろのほうがゴムの厚みが高くなっています。これにより吸気がスムーズになり冷却性能が高まるのでファンの回転数が高くなりにくいんです。ゲーミングノートPCのデメリットとしてゲーム中にノートの冷却用FANがうるさい事があげられますが、それを緩和してくれるのはすごく助かります。

薄型を追求しすぎるノートは接地面の隙間がなくうまく熱を逃がす事が出来ないので、冷却がスムーズに行えません。ノートの薄さと冷却性能のバランスをしっかりとっていて好印象でした。

【後面】

ガレリアGCR1650GF|背面

ガレリアGCR1650GFは電源やモニタとの接続コネクタは後ろに用意されています。電源やモニタのコードが裏側に回ることで机周りがすっきりしますしコードがじゃまになることもありませんので良いレイアウトですね。

ガレリアGCR1650GFのベンチマーク

次はベンチマークの結果を報告します。解像度は全て1920x1080です。

【3DMark TimeSpy】

3DMARK

3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。結果は[3649]でした。最新3Dゲームの推奨スペックは大半がGTX1060 6GBとなっており、GTX1060 6GBのスコアは4400程度なので最新の重たいゲームは中設定以下でプレイ可能です。E-sports系の軽いゲームはガレリアGCR1650GFで快適に遊べますよ。

【FF14ベンチマーク】

FF14ベンチマーク

比較的古いゲームであればガレリアGCR1650GFで十分快適に遊ぶことが可能です。

私が普段使っているデスクトップPC(Ryzen7 1700とGTX1060 6GBを搭載)では[10009]だったのでほとんど変わりませんね。

  • GTX1060…10009

【FF15ベンチマーク】

FF15ベンチ

FF15は負荷の高いゲームとして有名です。重たいゲームはガレリアGCR1650GFだと設定を下げないと厳しいですね。

FF15ベンチ2

FF15ではベンチマーク側で他のグラボとの比較機能が搭載されており、デスクトップ版のGTX1060 3GBを上回るスコアが出ていました。

【SSDベンチマーク】

SSDベンチマーク

ガレリアGCR1650GFではSSDに高級なNVMeSSDを採用しているので、どのくらい高速なのか測定してみました。左側の数値が読み込み速度、右側が書き込み速度を表しており、数値が高いほど高速です。結果はかなり高速で正直ビックリしました!どのくらい高速かというと、

税込み10万円以下の安いゲーミングノートPCはストレージに安価なHDDが採用されているモデルを他社などで見かけることがあります。ノートPCのHDDはインチが小さいので読み書き速度がかなり遅くゲーム用途だけでなく一般的な使い方でもストレスが溜まってしまいます。

HDDやSSDとガレリアGCR1650GFに搭載されているNVMeSSDがどれくらい違うのかみてみましょう。

【一般的なSSD】

【一般的なHDD】

HDDと比べると雲泥の差ですし、一般的なSATA接続のSSDと比べても更に高速になっています。私もSSDを搭載したゲーミングPCを利用していますがSSDの動作に慣れるとHDD搭載PCの遅さにイライラするほど明らかに読み書き速度が違います。

【SteamVRベンチマーク】

VRベンチマーク

ガレリアGCR1650GFだとスペック的にVRゲームは厳しいですね。VRゲームを満喫したい場合はMAX-QではないRTX2070以上を搭載したモデルをオススメします。このベンチマークは「テストされたフレーム」の数値を比較します。

ベンチマークの結果を総合すると現在最も人口が多く大半の最新ゲームで推奨スペックとなるデスクトップ版の旧グラボGTX1060 6GBを若干下回るスコアです。ただしガレリアGCR1650GFは価格が非常に安いので外出用や初めてのゲーミングノートPCとしておすすめできます。発売から年数が経過していたり負荷の低いゲームは高設定。最新の重たいゲームも中設定以下で快適に遊ぶことが可能です。

【スマホのゲームも快適に遊べる】

NOX

今やスマホゲームはPCで快適に遊ぶ時代です。

PC上にNOXなどのAndroidエミュレーターをインストールする事によりスマホのゲームもPCで遊べるようになります。AndroidエミュレーターはCPU・メモリ・グラフィック性能の3つがバランスよく必要なので一般的なノートPCでは負荷が高く厳しいのですが、ガレリアGCR1650GFであれば2台のスマホをPC内で同時起動しても快適でした。PCゲームとスマホゲームを同時に遊ぶには若干スペック不足なのでPCゲームとスマホゲームを同時にPCで楽しみたい場合はより上位のモデルをチョイスしましょう。

PCでスマホのゲームを遊ぶメリットは

  • スマホの電池の劣化を防ぐ
  • スマホで他の操作が可能
  • 単純な操作を自動化可能
  • 大画面プレイも出来る

など多くのメリットがあり、私もスマホのMMORPGはPCゲームを遊びながらプレイしています。PCとスマホの連携も可能なので自宅ではスマホゲームをPCでまったり遊んで外出時はスマホで操作といったことも可能です。

こういった便利な事が出来るのも ガレリアGCR1650GFを始めとしたゲーミングノートPCの良さですね。

ガレリアGCR1650GFで実際にPCゲームを遊んでみる

無料人気ゲームのAPEXやDestiny2、そしてE-sports系のLoLの3タイトルを遊んでみました。LoLのプレイ中はニコ生でゲーム実況配信を行ってみましたがゲーム内も配信状況もラグなど発生せず快適でした。

APEXやDestiny2など推奨スペックにGTX1060を要求してくるゲームタイトルは設定をある程度下げることで安定して60FPS以上が出ていましたよ。

例えばApex Legendsだと下記の設定で

APEX|設定

 APEX|平均FPS

1試合あたりの平均FPSは100を超えていました。

Destiny2だと下記の設定で安定して60FPSを超えていました。

【Destiny2プレイ中のパーツ負荷状況】

上のタスクマネージャーの図はDestiny2のプレイ中の各パーツの負荷状況をあらわしています。CPUやグラボのパワーにまだ余力があるので、もう少し高設定でも楽しめそうでした。

最近のPCゲームは起動したPCのスペックに応じて画質設定をある程度最適化してくれるタイトルも増えているので、設定も比較的楽です。

ファンの音

デザインもスペックも優秀で冷却性能にもこだわっているガレリアGCR1650GFですが、高負荷時の冷却ファンの音は、やはりある程度します。これはこの機種がというわけでなく発熱量の多いグラボを限られたスペースに納めなければならないゲーミングノートPC全体に言えることです。どちらかというとガレリアGCR1650GFは先ほど紹介したように冷却性能にも力を入れている分ファンがうるさく回る時間は明らかに短くなっています。もちろんベンチマーク稼働時や負荷の高いゲームを高設定で動かしているとき以外は非常に静かです。

また、ノートPC用のクーラーも数千円でネットから購入できるので音が利用してみるのもよいでしょう。

 

みんなのゲーミングPC購入価格

今回ガレリアGCR1650GFをレビューしましたが、ドスパラのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。

ゲーミングPCの購入価格(2021年~)直近505台
10万円未満 10-14万円台 15-19万円台 20-24万円台 25-29万円台 30-34万円台 35万円以上
142 152 132 64 7 3 5

 

ゲーミングPCの平均購入価格は14万7294円(税抜き)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。

モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。

20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。

ガレリアGCR1650GFレビューまとめ

2019年に発売されたばかりのGTX1650グラフィックチップを搭載しているゲーミングノートPC ガレリアGCR1650GF はデザイン性と冷却性に優れており、全体のスペックバランスも優秀なのに価格が非常に安くドスパラのゲーミングノートPCランキングで1位(2019/10/15現在)となっています。

現在最も人口の多いデスクトップ版GTX1060に近い性能となっており、軽いゲームや年数が経過しているゲームは高めの画質設定。最新の重たいゲームは中設定以下で楽しむことが可能です。外出用のサブゲーミングノート用や初めてのゲーミングPCで予算を抑えながらもノートモデルが欲しい方にオススメできる製品です。

ノートPCなので飲み物をこぼしたり、落としてしまったりして故障のリスクがあるのでドスパラが提供している「セーフティサービス」に加入しておくと安心ですよ。

ゲーミングPCの買い直しや新規購入を検討されている方は、ガレリアGCR1650GF以外にも様々なモデルがあるドスパラをチェックしてみてはいかがでしょうか。

【ドスパラ公式サイト】

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