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大学生協推奨パソコンは買うべきか推奨PC営業マンが暴露【スペック解説】

大学生協推奨パソコン|買うべきか

4月に大学へ入学される学生の皆様や親御様向けに、大学が販売する推奨パソコンについて、私立大学向けに推奨PCの販売経験がある元IT営業マンが解説します。

2019/02/24 作成
2021/03/14 更新8回目 2021年度版の最新情報に更新 

目次

大学推奨パソコンとは

大学とIT企業がコラボして販売するPCです。IT企業は大学にパソコンショップを出していたり、学内の学生向けITサポートセンターを運営している企業が担当するケースがほとんどです。大学の大規模ITシステムを受注している場合も多いですね。

大学推奨パソコン 買うべきか

結論から言えば、買わなくていい です。特に市場価格から大きく乖離していて、生協や大学そして企業の利益がかなり乗っかっていると思われる大学の推奨パソコンは本当にオススメできません。

大学推奨パソコンの特徴

【保証期間】

一般的なPCは標準で1年保証。有料の延長保証で3年間まで保証が適用されますが、大学推奨パソコンでは在学期間を考慮して4年間の保証が組まれています。

【学内でサポートが受けられる場合が多い】

PC操作やトラブルなど分からないことを学内のサポートセンターで相談できる環境を用意している大学が大半です。

【価格がスペックの割に高い】

大学によって若干の差がありますが、基本的に同等のスペック(3年保証)をご自身で購入された方が数万円安く購入できます。

大学推奨パソコン裏話

【推奨パソコンの目的と大学の事情】

なぜ大学は推奨パソコンを販売するのでしょうか。それは学生の充実したキャンパスライフを効率よく支援するためです。入学が決まった親御さんから一人一人「大学入学にあたりパソコンは買った方がいいのか、授業にパソコンは必要か、必要なスペックは?」と問い合わせがあると大変ですので、推奨パソコンとして入学予定者にパンフレットで案内する事である程度効率が良くなります。

大学が儲けようとして推奨PCを販売しているケースはあまりないと思われます。私が担当していた福岡市内の私立大学のケースでは推奨PCとしてモデルの検討をしてもらうために利益0で数台販売したり、無償で貸出機を手配していた程度です。中には販売奨励金を要求する大学も少数ですがありました。そういった大学で推奨PCを販売すると奨励金を織り込んだ金額になってしまいますので、結果的にあまり売れ行きはよくありません。どちらかというと利益を出そうとしているのは販売企業や生協ですね。

大学推奨ノートPCのメーカーは誰もが聞いたことある国産メーカーが採用されるのですが、私が担当していたとある大学では、ノートPCの低価格化が進む中で、高いモデルばかりでは良くないとの事で、新興メーカーの安くコスパの良いノートPCが推奨PCとしてふさわしいか情報処理に関する会議で教授の方々と情報処理センターのスタッフで議論していましたし、いくら推奨PCが割高とはいえ市場価格とあまりにもかけ離れると「〇〇大学や△△大学の生協は推奨PCをぼったくりで販売している」と噂になりますので、販売価格(利益)を抑えるように大学はPC販売企業に要求してきます。

このように各大学が大学推奨PCにどの程度力を入れているかは同スペックの市場価格と比べてどの程度上乗せされているか(上乗せが少ないほど真剣)である程度察する事が可能です。

【安心の国産ブランド?】

NEC・東芝・富士通の3社は、名だたる国内企業でPC分野においても長年活躍してきましたが、それは過去の話です。既に上記3社のPC部門は海外資本に吸収されブランドだけが維持されている状態です。国産かつ国内資本を貫いているのはPanasonicのLet's noteとVAIO(SONYから分離)だけです。レッツノートの上位モデルは日本のIT企業社員にも愛用されている非常に評価の高いノートPCですね。

【販売企業側から見る大学推奨PC案件】

大学にPCショップやサポートセンターを置いたり大規模なIT案件を受注し大学の情報処理センターに食い込めている企業にとって推奨PC販売は労力のわりに利益の出る美味しい案件です。私がIT企業に勤めていた際に担当していた複数の私立大学では1台当たり3万円前後の利益が見込めて毎年数百台ほど販売出来ていました。

また、購入検討者の多くは大学推奨パソコンの適正価格を探るため、大学推奨パソコンの型番を検索して市場価格を探ろうとするのですが、これは意味がありません。大学推奨パソコンは市場に出ているモデルを流用するのですが、大学推奨パソコン専用の型番を発行することが多いため型番では比較が出来ない場合がほとんどです。

【Office付きのカラクリ】

大学推奨パソコンのうたい文句の一つにMicrosoftのOfficeソフトが付属していますよ。とアピールする場合があるのですが、これは大学がMicrosoftの包括ライセンス契約を結んでいるため学生のパソコンにも無償でOfficeをインストールする事が可能となっています。Officeソフトはワード・エクセル・パワーポイントまで利用するとなると通常は2万円以上するのでその分価格に上乗せできるわけですね。

大学が学生用に包括ライセンスで契約しているライセンスは学内のPCや大学推奨PCだけがOffice無料というわけではなく、在学する学生は個人のノートPCに無償でインストールする事ができるため大学推奨PCのメリットとはなりません。

一般的な大学推奨パソコンのスペック

  • OS:Windows10 Home 64bit
  • Office:含まれている
  • CPU:低電圧のi5またはi7
  • メモリ:8GB
  • 容量:256GB SSD
  • モニタ:解像度1920x1080または1920x1200の13.3インチが主流
  • 重さ:持ち運びを考慮し0.9kg~1.5kg程度
  • 保証:4年間の自然故障保証+物損保証がつく場合あり
  • 価格:同スペック(3年保証)の市場価格と比べて数万円ほど高い

スペック解説

次は大学推奨パソコンについて詳しく解説していきます。

OS

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最新のWindowsはWindows10です。古いバージョンのWindows7は2020年の1月14日にMicrosoftのサポートが終了しました。セキュリティ上非常にリスクが高くなりますので必ず買い替えましょう。ちなみにWindowsは数年おきに新しいバージョン(7➡8➡10)が新発売されてきましたがWindows11は発売されません。Windows10をアップデートすることで最新OSとして機能させることになっていますからご安心ください。

家電量販店やインターネット上で販売されている激安ノートPCの中にはGoogleの「ChromeOS」がOSとしてインストールされているノートPCがあります。「ChromeOS」でMicrosoftのオフィスソフトを使用するには制限がありライセンス形態のも異なりますので、「ChromeOS」は避けて下さい。

Office

Office

大学は学生に対して在学中に無料で利用できるOfficeライセンスを所有しており学内のサポートセンターで無料インストールする事が出来ますので、自身のノートPCにOffficeが付いている必要はありません。ですので大学推奨PC以外で、新規にノートPCを購入する場合、Officeなしで良いため価格を抑えることが出来ます。

容量

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ノートPCにデータを保存するパーツはノートPCの場合、低速なHDDではなくSSDが主流です。起動やアプリケーションの起動スピードがHDDとSSDではまるで違いますので、SSD搭載モデルがオススメです。物理的な衝撃に強いのもSSDですね。

CPU

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CPUはi5もしくはi7が選ばれi7の方が性能が高くなります。バッテリーの駆動時間を延ばすため低電圧のモデルが採用されています。

 レポート作成やネットの閲覧、オフィスソフトの使用など一般的な負荷の軽い用途ではi5でさえオーバースペックなのでi3でも十分です。

最近ではAMD社のRyzen CPUを搭載しているノートPCも増えてきました。Ryzenの場合もIntelの core iシリーズと同じようにRyzen3やRyzen5で大丈夫です。

メモリ

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メモリはほぼ全てのモデルが8GBを搭載しています。在学中の一般的な用途であれば8GBもあれば十分です。8GBの下は4GBですが、CPUにi5やi7でメモリが4GBというのはバランスが悪くなってしまいます。

グラフィック性能

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ノートPCは軽量でコンパクトなため、グラフィック性能は一般的にデスクトップより弱く、グラフィック性能を高めようとするとかなり高額になります。但しレポートを作成したりOfficeを利用したり、ネットで調べ物をする程度では高性能なグラフィック性能は要求されませんので問題ないでしょう。学業とは関係ありませんが、大学推奨PCで重たいPCゲームは難しいと考えてください。工学部など理系の学部で3Dグラッフィクスソフトなどを利用する場合は大学のデスクトップPCを利用しましょう。

クリエイティブな作業(例えばAdobeのイラストレーターやフォトショップ)やEsports系のゲームもある程度させてあげたい場合は、

 

上記バナーの【Intelコラボ 高性能グラフィックノートPC】 がコスパもデザインも優秀です。

現在使用しているノートPCのスペックを調べる方法

キーボードの右下にある「Windowsキーf:id:Lezza:20180908123235p:plain」と「R」キーを同時に押すと

f:id:Lezza:20180908123310p:plain

「ファイル名を指定して実行」が表示されます。そこに「dxdiag」と入力してOKを押すと

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「DirectX診断ツール」が起動します。最初に表示されている画面で

OS…オペレーティングシステム欄

CPU…プロセッサ欄

メモリ…メモリ欄

で現在のスペックを確認可能です。

グラボは「DirectX診断ツール」の上の方にある「ディスプレイ1」タブをクリックすると確認できます。

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大学推奨パソコンと同程度のスペックはいくらで買える?

 大学推奨パソコンで検索した時に上位表示された大学の推奨パソコンスペックと価格を表にまとめました。

メーカー 九州大学(2020) 東洋大学(2021) 宮崎大学(2021) 明治大学(2021)
製品名 Dynabook GX83 DELL Inspiron13
7300
Dynabook GCX Dynabook GCX83
値段(税込) ¥99,800 ¥189,000 ¥164,800 ¥185,000
OS Windows 10 Windows 10 Windows 10 Windows 10
CPU Corei5-10210U i7-1165G7 i5-1135G7 i5-11世代
メモリ 8GB 16GB 8GB 8GB
HDD/SSD 256GB SSD 512GB SSD 256GB SSD 256GB SSD
ディスプレイ 13.3インチ
1920x1080
13.3インチ
1920x1080
13.3インチ
1920x1080
13.3インチ
1920x1080
その他
スペック
光学ドライブなし 光学ドライブなし
MX350グラボ搭載
光学ドライブなし 光学ドライブなし
保証 3年間自然故障保証 4年間自然故障保証
+動産保証
4年間自然故障保証
+動産保証
4年間自然故障保証
+動産保証
駆動時間 19時間 16.5時間 18時間 18時間
重量 859g 1000g 888g 888g

2020年度の九州大学推奨PCの中でコスパが最もよかったモデルと比べると、他の大学のPCがいかに高いかが分かりますね。2021年モデルで比較すると東洋大学のモデルはMX350グラフィックチップが搭載され、メモリやSSDも大容量かつi7CPUでこの価格なので、比較的良心的といえます。

表にある他のとある大学は1台当たり6万円くらいの利益を乗っけていると思われます。

ではこれらのスペックを通常購入すると、どれくらいの価格で購入できるでしょうか。パソコンはネットで買うと家電量販店で購入するより安く購入できるので、ネット購入を前提にご紹介します。

【ドスパラ モデルの場合】

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税込:74,800円(4年保証の場合89,098円)

  • OS  :Windows10 64bit
  • Office :なし
  • CPU  :Core i5-1035G1
  • メモリ :8GB
  • SSD  :256GB
  • 光学ドライブ:なし

【公式製品紹介ページ】  

これが適正な市場価格ですね。メーカー4年保証に入っても税込み約89,000円、更に大学推奨PCでよくみられる動産保証(ドスパラではセーフティサービスという名称)にも4年入った場合でも約10万9千円なのでまだ安いです。

ドスパラはネットのPC販売大手メーカーで全国に20店舗以上の専用店舗も設けています。一番有名なのはゲーミングPCでe-sportsのプロ大会でも採用されています。プロの大会で採用されるには高負荷時の信頼性が重要なので大会の運営側からも評価が高いのでしょう。

当ブログはPCゲームを快適に遊べるパソコンを紹介が中心のブログなのですが、コスパを比較した時にドスパラがNo.1になることがほとんどです。私も社会人になって初めて自分で購入したパソコンはドスパラで購入して5年間愛用していました。

紹介したモデルは大学推奨パソコンと同等スペックなのに価格がかなり安いですね。Officeが付属していないので、入学予定の大学で「学生が既に持っているノートPCにOfficeが無料でインストール可能か」確認しておきましょう。

 他にはLenovoというメーカーもネットで安く購入できます。LenovoはNECのPC部門を買収したので国内の大手PCメーカーとも渡り合えるブランドです。

大学推奨パソコンまとめ

大学の推奨パソコンは4年保証と学内でのサポートが受けられる代わりに相場より割高となります。大学によって似たようなスペックでも価格差がかなりあるので割高感が強い大学の場合はドスパラやLenovoなどで購入された方が良いでしょう。その際は入学する大学に必ず「学生の所有するノートPCにOfficeを無料でインストールできるか」を事前に確認されてください。インストールできるのであればOfficeなしのモデルでよいので数万円以上安く購入することが可能です。

ドスパラ公式サイト

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