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ゲーミングPC大手のドスパラで販売されているゲーミングPC「ガレリアZG」の貸出機をお借りして実機レビューを行いました。PCの外観/内観写真を始め、スペックやベンチマークテストそしてカスタマイズにも触れています。ハイスペックなゲーミングPCの購入を検討されている方必見です。
2019/09/17 作成
目次
- 目次
- ドスパラ公式サイト
- ガレリアZGについて
- ガレリアZGのスペック
- ガレリアZGの外観
- ガレリアZGのPC内部
- ガレリアZGのベンチマーク
- ベンチマークを動かしてみた感想
- PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
- みんなのゲーミングPC購入価格
- 人気ゲームの推奨スペック
- ガレリアZGレビューまとめ
- ゲーミングPCレビュー記事一覧
- 週間人気ゲーミングPC記事ランキング
ドスパラ公式サイト
ドスパラ はゲーミングPCのネット販売で有名な会社です。私が初めてゲーミングPCを購入したのもドスパラでした。2008年の事なので、もう10年以上昔ですね。9800GTXグラボを搭載したモデルを購入したのを覚えていて、2011年まで愛用していました。このブログを始めてからは度々ドスパラと他社と比較してきましたがスペックに対して価格が抑えられている傾向にありコスパの良いゲーミングPCがそろっています。販売台数が多い分、1台当たりの利益が少なくても成立するのかなと想像出来ます。
ガレリアZGについて
※上記画像は2019/09/17時点で取得しています。スペックや金額等は変更される可能性がございます。以降で記載するガレリアZGのスペックは記事作成時の情報ですので、ご検討の際は改めて公式サイトをご確認下さい。
製品リンク:【ガレリアZG】
ドスパラの人気ゲームPCランキング第3位にランクインしているモデルです。2019年7月に発売されたばかりの最新グラボRTX2080SUPERを搭載しています。1位はRTX2070SUPER搭載モデル。2位はGTX1660Ti搭載モデルなので、更に高性能なモデルを求める本格派のゲーマーに人気があるようです。
ガレリアZGのスペック
まずは今回レビューを行うガレリアZGのスペックを確認しましょう。
グラボは最新のRTXシリーズの中でも2080Tiの次に性能の高いRTX2080SUPERを搭載しています。CPUも最新のi9CPUです。i9は、i7より更に高性能な超ハイエンド向けCPUとなっており、RTX2080SUPERの性能をフルに発揮できます。メモリもしっかり16GB搭載しており、ストレージには超高速なNVMeSSDを採用。更にはマザーボードも上位の「Z」モデルとかなりのハイスペックになっています。直接性能に影響を与えないのでコスパを重視する場合、軽視されがちな電源もしっかり80PLUS GOLDモデルを採用しているので安心感があります。
グラボ以外のスペックも非常に良いので、数年後に最新グラボが出たらグラボだけ入れ替えることで長く愛用できるゲーミングPCになりそうですね!
このモデルにはキーボードとマウスは付属していないので、お持ちのものを再利用するかカスタイマイズで追加しましょう。カスタマイズで追加可能なドスパラオリジナルキーボードとマウスは安いのに中々の品質です。
ドスパラに限らずBTOメーカーのゲーミングデスクトップPCはモニタSETと明記されていない限り、モニタはついていません。既存のモニタを再利用するかカスタマイズでモニタを追加しましょう。既存モニタを再利用する場合、接続コネクタが合うか製品ページのグラボ仕様欄の確認が必要です。
高解像度・高リフレッシュレートモニタのススメ
i9-9900KF + RTX2080SUPERというハイエンドな構成のガレリアZGは最新ゲームを最高設定で楽しめるのはもちろんですが、一般的なモニタのスペックである解像度1920x1080(フルHD)の60Hzモニタでは性能を持て余す場合があるので、高性能なモニタでのプレイをオススメします。
1920x1080(フルHD)より細かい解像度は主要な規格として2560x1440(WQHD)と3840x2160(4K)があります。リフレッシュレート(垂直走査周波数)はゲーミング用の高価なモデルにおいて144Hz(1秒間に144コマ描画出来る)をアピールするモニタがあります。
注意点として、最新の重たいPCゲーム(BF5やANTHEMなど)の場合、ゲーム内の画質設定を最高にすると4K画質だとi9-9900KF+RTX2080SUPERという豪華スペックでも常時144FPSは厳しいので、フルHDかWQHD解像度の144Hzモニタが良いでしょう。
フルHDの144Hzモニタはカスタマイズで追加する事が可能です。
ガレリアZGの外観
スペックを把握した所で、次はPC本体の外観をチェックしましょう。
【PC正面】
正面にはドスパラのゲーミングPCブランドロゴ「GALLERIA」のプレートやUSBとSDカードのコネクタ、電源スイッチなどがあります。
【PC背面】
USB端子の数は正面に2個、背面に5個と豊富ですね。グラボの出力端子は「HDMI、DisplayPort x3」となっています。
【側面】
側面は一部がメッシュ構造になっていてカスタマイズで内部にFANを追加し冷却性能を高めることが可能です。メッシュごしにちらっとRTX2080SUPERグラボが見えますね。カスタマイズでサイドパネルをアクリルクリアパネルに変更する事で、よりおしゃれになりますよ!
【上部】
上部にもメッシュが入っており同じようにカスタマイズでFANが搭載できます。撮影の角度が若干傾いているので台形に見えますが実物はまっすぐな長方形となっています。
【底部】
底部にもメッシュが入っており、こちらにもFANが追加出来ます。
ガレリアZGのPC内部
【サイドパネルを外した状態】
背面の大きな黒いねじを外してサイドパネルを横にずらすとPCの内部が確認できます。ケーブル等はきれいに束ねられていました。
ドスパラのゲーミングPCではPalit製のグラボが採用されています。ドスパラがPalit製グラボの国内で唯一の正規代理店となっており販売店でもあるため[輸入代理店⇒販売店間]のマージンがなく安価でグラボをユーザーに提供できる仕組みになっています。ドスパラのデスクトップゲーミングPCのコスパが良いのもこの仕組みが関係ありそうですね!
ガレリアZGのベンチマーク
次はベンチマークの結果を報告します。比較対象としていくつかのPCのスコアも掲載しています。解像度は全て1920x1080です。
【比較PCスペック】
1.Ryzen7 1700,GTX1060 6GB,メモリ16GB
2.Intel i7-8700,RTX2070,メモリ8GB(2019年1月時点でのガレリアXF)
3.Intel i9-9900KF,RTX2080,メモリ16GB(2019年5月時点でのガレリアZG)
【3DMark TimeSpy】
3DMark TimeSpyはDirectX12で動作するため最新ゲームをプレイする上で参考になるベンチマークです。現在最も使用率の高いGTX1060と比べるとかなりの差がありますし、RTX2070機と比べても20%近くスコアが開いています。また、以前のガレリアZGではRTX2080が搭載されていましたが、最新のガレリアZGはRTX2080SUPERになっているのでスコアも向上していますね。
- GTX1060…4423
- RTX2070…8686
- RTX2080…10691
【FF14ベンチマーク】
FF14の漆黒のヴィランズ最新版ベンチマークも回してみました。FF14などの発売から年数が経過しているゲームはガレリアZGのスペックだと余裕です。
- GTX1060…10001
- RTX2070…17176
- RTX2080…18673
【FF15ベンチマーク】
FF15は負荷の高いゲームとして有名ですね。FF15ベンチではソフトに他のグラボとの比較機能が付いています。
ガレリアZGではRTX2080SUPERの平均を上回るスコアとなっていて驚きでした。これはCPUが最新のi9-9900KFを搭載していることが好影響を与えると思われます。
【SSDベンチマーク】
このベンチマークではストレージの読み書き速度を測定しています。数値が大きいほど高速です。
ガレリアZGではストレージに通常のSSDより更に高速なNVMeSSDを採用しています。NVMeSSDの速度がどれくらい高速かというと、
【一般的なSSD】
【一般的なHDD】
一般的なSATA接続のSSDと比べてもかなり高速ですし、HDDとは雲泥の差があります。NVMeSSDの動作を体験したらHDDのパソコンは遅すぎてイライラしてしまうほど快適ですよ。
【SteamVRベンチマーク】
ガレリアZGのスペックであればVRも快適です。VRゲームは通常のPCゲームより要求スペックが高い傾向にありますがガレリアZGのスペックであれば問題ありません。このベンチマークは「テストされたフレーム」の数値を比較します。
- GTX1060…10064
- RTX2070…18752
- RTX2080…20709
ベンチマークを動かしてみた感想
ガレリアZGはほぼ全てのゲームを最高設定で快適に遊べるスペックとなっています。RTX2080を搭載していた過去のガレリアZGと比べても各種ベンチマークスコアが上昇しており、ハイエンドゲーミングPCに相応しいスコアとなっていました。
PCゲームをしながらスマホゲームもパソコンで遊べちゃう
Androidスマホで遊べるゲームやアプリはPC上に仮想Androidエミュレータ(NOXなど)をインストールする事によりパソコンで快適に遊ぶことが出来ます。AndroidエミュレータはPCのスペック(CPU・メモリ・グラボ)を使うのでゲーミング用途ではないPCでは動作が重たくなってしまいます。スペックの高いでガレリアXF 2080SuperであればPCゲームで遊びながらスマホゲームもPCで起動可能です。
【ガレリアZGにてAndroidエミュレータを6つ起動した状態】
ガレリアZGだと6つの仮想AndroidをPCで同時起動してもなおまだ余力があります。この状態でも軽いPCゲームなら問題なく遊べるでしょうね。別々のスマホゲームを同時に遊んだり、お気に入りのスマホゲームを複数アカウントでプレイする事で他人より有利に遊ぶことが出来ます。(例えばサブアカウントでゲーム内アイテムやゲームマネーを稼いでメインアカウントに集めたり、リセマラを効率よく行うなど)
スマホゲームをPCでプレイするメリットはその他にも
- スマホで他の事が出来る
- スマホの電池が消耗しない
- Androidエミュレータの便利機能で簡単な操作であれば自動化できる
などがあります。私もスマホのMMORPGゲームはゲーミングPCでPCゲームと同時に遊んでいます。とあるスマホゲームではゲーミングPCでの多重起動リセマラを行うことで、ガチャを数十万円分回してようやくでる確率のキャラを無料でGETしちゃいました。
ガチスマホゲーマーにもハイスペックゲーミングPCであるガレリアZGはオススメできます。
みんなのゲーミングPC購入価格
今回ガレリアZGをレビューしましたが、ドスパラのゲーミングPCモデルは価格やスペックの種類が豊富なので、どれくらいのスペックにするか悩まれる方も多いかと思われます。参考までに皆さんのゲーミングPC購入価格を調べてみました。
ゲーミングPCの平均購入価格は16万2023円(税込)となりました。平均購入価格はeスポーツの普及により若年層の購入が増えているため3年ほど前と比べると3万円ほど下落しています。
モニタなどの周辺機器や延長保証などが含まれている場合もあり、カスタマイズ前の基本価格より購入価格の平均は若干高くなっています。
20万円未満でRTXグラボを搭載したハイスペックよりの構成が人気のようです。
RTX2080SUPER以上のグラボを所有するユーザーはSteamの2019年8月調査によると世界中のゲーマーのうち、たったの0.5%しかいません。200人のゲーマーがいたら1人だけRTX2080SUPER以上を所有していることになります。ですのでガレリアZGは、みんなが憧れるゲーミングPCと言えるでしょう。
人気ゲームの推奨スペック
2018年以降に発売された大型タイトルや以前からロングヒットを続けているタイトルの推奨スペックをまとめてみました。
※赤文字のタイトルはメモリ12GB~16GB推奨
上の表を見るとCPUにi7(ryzen7)。グラボにGTX1060 6GBを搭載しておけば大抵のゲームは推奨スペックを満たせることが分かりますね。
但し推奨スペックというのはフルHD(1920x1080)解像度のモニタでゲーム内画質を中程度にした場合60FPSが出る目安となる事が多く、ゲーム内画質を高設定にすると推奨スペックに記載されているPCスペックでは性能が足りません。
RTX2080SUPERを搭載し、CPUやメモリなどのスペックも高いガレリアZGであれば、ほとんどのゲームが最高画質で遊ぶ事が可能ですし、WQHD解像度対応のモニタや144Hzモニタを用意する事でより臨場感のあるゲーム体験が可能です。
ガレリアZGレビューまとめ
RTXシリーズの中でもRTX2080Tiに次ぐ性能を誇るRTX2080SUPERを搭載しつつ、CPUやメモリなどその他の主要パーツのグレードが非常に高い【ガレリアZG】
は、最も利用者の多い旧世代グラボGTX1060PCとベンチマークスコアを比較した際に圧倒的に優れており、長く愛用できるゲーミングPCといえるでしょう。特に144HzモニタやWQHDなどの高解像度モニタでプレイしたい方やゲーム配信を行いたい方にオススメできるハイスペックゲーミングPCです。
最近のPCゲームはGTX1060やi7CPUを推奨動作環境に指定してくるタイトルが増えGTX1060では高画質で快適なゲームプレイが難しくなりつつあります。ゲーミングPCの買い直しや新規購入を検討されている方は、ガレリアZG以外にも様々なモデルがあるドスパラをチェックしてみてはいかがでしょうか。
【ドスパラ公式サイト】
ゲーミングPCレビュー記事一覧
週間人気ゲーミングPC記事ランキング